教育ICTリサーチ ブログ

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デジタル教科書研究に使えるかも:中央教育研究所「研究報告No.100 子供の学びが広がる学習者用デジタル教科書」

 中央教育研究所が発行している「研究報告No.100 子供の学びが広がる学習者用デジタル教科書」を読みました。

 全6章からなる目次は以下の通りです。個人的におもしろかったのは、「第3章 学習者用デジタル教科書を用いた実践」と「第5章 学習者用デジタル教科書 座談会」でした。

第1章 デジタル教科書の背景と基本的考え方
第2章 デジタル教科書と教材の違い
第3章 学習者用デジタル教科書を用いた実践
第4章 実践を成功に導く隠されたノウハウ
第5章 学習者用デジタル教科書 座談会
第6章 デジタル教科書から展開する多様な学び

 「第3章 学習者用デジタル教科書を用いた実践」では、このブログで授業レポートを公開させていただいた、つくば市立学園の森義務教育学校 大山喜裕 先生と、たつの市立龍野西中学校 坂口万理 先生の実践が紹介されていました。

blog.ict-in-education.jp

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 大山先生も坂口先生も、「第5章 学習者用デジタル教科書 座談会」にも参加されていて、先生の言葉を読んで授業の様子を思い出しました。

 「第6章 デジタル教科書から展開する多様な学び」では、いつもさまざまな実践を学ばせていただいている、つくば市教育委員会の中村めぐみ 先生、信州大学の東原義訓 先生の原稿を読むことができます。
 また、いつも大変お世話になっている東京書籍の川瀬徹さん、清遠和弘さんの原稿も読めます。さまざまな視点から「学習者用デジタル教科書」について考えるきっかけになると思います。

 また、巻末付録にあった、「教育情報化タイムライン」も簡潔にまとまっていて、流れを概観できるので、あちこちで紹介したいと思いました。

(為田)