2019年12月15日に、武蔵野大学附属千代田高等学院のアカデミック・リソースセンター(ARC)にて、schoolTakt★ガッカイが行われました。schoolTakt(スクールタクト)を使っている学校や教育機関が集まって活用事例を共有するイベントで、たくさんの先生方が参加されていました。
最初に、schoolTaktを開発している株式会社コードタクト 代表取締役 CEOの後藤正樹 さんから、schookTaktは「主体的な学びを支援するツールで、紙や文房具のように多様な使い方ができる」と紹介がありました。
後藤さんは、「(今回のイベントでは、)schoolTaktのさまざまな活用事例を見ることができるので、自分の学校にあった使い方を見つけてもらえれば、と思います」と言い、最初のプログラムであるポスターセッションをスタートしました。
会場であるアカデミック・リサーチセンターにポスターが掲示され、前半25分、後半25分の時間をとって、それぞれの学校の事例を見ることができるようになっていました。発表者がいる学校に関しては、その場でプレゼンテーションを聴くことができますし、発表者がいない学校に関しては、ふせんを貼ってコメントを入れてもらうようになっています。
プレゼンテーションを少しずつ聴くことができましたので、ポイントを挙げておきます。授業のなかでの活用だけでなく、「教員が活用している例」「全国の拠点校を結ぶ(地理的な制約をクリアする)例」「授業時間外、帰宅後や休日にも使ってもらう(時間的な制約をクリアする)例」などもあり、非常に参考になりました。
- 福生第七小学校
- 教員による研究協議にschoolTaktを活用。
- 先生たちも慣れてきた。自分たちで使うようになると、児童に使ってもらうときのアイデアにもつながる。
- 第一学院
- クラスサイズ500人でschoolTaktを活用。
- 北海道~熊本まで全国の校舎をつないでいて、生徒同士の意見の共有が実現している。
- 校舎を代表して意見を出したり、やり方の工夫は授業次第
- 成城学園
- 文化祭のゲームコーナー運営を、授業時間外で行うためにschoolTaktを活用。
- 帰宅後や休日にも活動が進められるようにした。
- インターネット環境さえあれば、自宅でも作業が進められる。
参加されている先生方も熱心に質問をされていました。
今回のポスターセッションで掲示されていた事例をはじめ、schoolTaktの活用事例は、授業事例を公開する無料サービスBANSHOTを使って公開されています。schoolTaktの先生画面からも、メニューの「実践事例」を選べば見ることができます。
先生方がたくさんの事例を共有することで、また学校や教室内だけでなく、学校や教室を飛び出すような新しい使い方が生まれてくると思います。こうした共有がどんどん進めばいいと思います。
No.2に続きます。
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(為田)