教育ICTリサーチ ブログ

学校/教育をFuture Readyにするために、現場目線での情報発信をしていきたいと思います。

授業で使えるかも?:Google検索アプリでGoogle Lensを使って、画像検索

 3月1日にiPhoneGoogle検索をしようと思ったら、見慣れないアイコンが出ていました。これはなんだろう?と思ってタップしてみたら、Google Lens(レンズ)の機能が起動しました。
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 手近なところにあった写真を探してみたら、神戸のガイドブックだったのですが、表紙をタップすると検索が始まります。すぐにレスポンスが「ええと...本ですね」と返ってきました。
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 もっと対象を明確にしてみようと、表紙の下半分に印刷されている屋根をタップすると、すぐに返ってきました。今度は、「神戸北野ホテル」が表示されました。うーん、この屋根はきっと、風見鶏の館ではないかと思うのだが…。
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 でも、こうして名前がわからないものを検索が簡単にできるようになるのは素晴らしいと思います。
 外に持っていって、見たこともない草花を画像検索してみたらどうなるのだろうか、外国などでなんと書いてあるのかわからないモニュメントを見たときに画像検索をしてみたらどうなるのだろうか、などなど、いろいろと使い方が楽しそうです。

◆ ◆ ◆

 …ところが、iPhoneGoogle検索アプリからは、またGoogle Lensのアイコンが消えてしまいました。うーむ、なぜだろう…。まだいろいろと調整中なのでしょうか。
 でも、手元のiPadGoogle検索アプリには、Google Lensのアイコンが表示されていますので、近いうちにみんな使えるようになるのかな、と思っています。

(為田)

西武学園文理小学校 プログラミング教室 レポート No.1 (2019年1月8日)

 2019年1月8日に、西武学園文理小学校で行われたプログラミング教室を見学しました。このプログラミング教室は、西武学園文理高校 理数科1年生を講師として、小学校5年生を対象に行われました。
 高校生たちは、夏に海外研修旅行の一環として米国NASAへ行き、そのときに近くの小学校で同じように英語でプログラミングを教える予定だそうです。今回のこのプログラミング教室は、そのためのリハーサルも兼ねているとのことでした。プログラミング教室のすべての進行は高校生たちが行っていました。テーブルごとにグループに分かれて、高校生が楽しく学べる雰囲気を作っていく様子がすばらしかったです。
 小学生の方から見ると、5学年上の先輩たちによって教えてもらうことにより、「将来の自分の姿と重ね合わせることができること、また年齢が近いので質問しやすい環境であること、このナナメの関係がいい効果をもたらしている」と、企画した西武学園文理小学校の永嶋稔久 先生がおっしゃっていました。

高校生によるデモンストレーション

 今回のプログラミング教室では、KOOVを使っていました。高校生たちがグループごとに事前にKOOVを組み立てて、自分たちで組んだプログラムで動かしていました。それぞれのグループが別々のロボットを用意していて、なかにはセンサーを使っているロボットもありました。
 こうして、最初に見せるものによって、小学生たちに思考のスタート地点を設定することができるので、ここで見せる作品は大事だな、と感じました。
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 ロボットだけでなく、小学生たちに説明するためのスライドショーも、それぞれのグループが作っていました。
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 プログラミングの画面を見ていた小学生から、「これ、4年生のときに情報の授業でやった」という声が聞こえてきました。小学校の情報の時間のなかで、Hour of Codeをやっているので、そこでの様子を覚えていたのだと思います。こうして、プログラミング教育を少しではありますが入れているのが、きちんと成果が出ているように思えました。
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 高校生たちが作ってきてくれたロボットは、小学生たちのモデルとなる役割を果たして、
どんなふうに動くかをデモンストレーションしたあとで、最初の小さなブロックへと分解していました。テーブルの上はカラフルなKOOVのブロックでいっぱいになりました。

 No.2に続きます。
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(為田)

授業で使えるかも?:マイクロソフトの広告「大学生にパソコンはいらない?Surface が贈るリアルなキャンパスライフムービー」

 日本マイクロソフトSurfaceの広告で、「大学生に、ノートPCはいらない。」という煽りがちなイメージが使われているというのをTwitterで知りました。「最近の大学生は、スマホしか使わない、レポートもスマホで書く」という言葉もよく聞くので、そうした方向のメッセージかと思っていました。
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 この広告は、新大学生向けのプロモーションだったそうで、サイトを見てみると「大学生にパソコンはいらない?Surface が贈るリアルなキャンパスライフムービー」という動画がリンクされていました。
www.youtube.com

 動画の中では、大学生の楽しそうなキャンパスライフが。まあ、ステレオタイプが激しく、僕の大学時代(もう25年も前ですけど…)には、周りにこんな人たちはほとんどいなかったなあ…と思いながら見ました。
 スマホでいろいろなことができてしまうけど、そこで止まるのではなく、さらにその先にいろいろなことを創り出せる、創造できるようになるには、PCがとても強力な武器になるよ、というメッセージになっているように思います。
 コンピュータを使っての「創造」とはどういうものなのか、というのを考えるのに、いい動画なのではないかと思いました。映像表現がこの動画では取り上げられていますが、プログラミングでも、ファブでも同じだと思います。やはり、スマホだけでは、足りないような気がしています。そうしたスタンスを、どのように大学生よりも前の段階で子どもたちに届けるか。そのためには、どんなコンピュータ環境が学校に必要なのか。考えるべきタイミングだと思います。

◆ ◆ ◆

 余談ですが…僕はSurface Proを愛用していますが、この動画のなかで出てくるように、取り外して外に持っていって…ということがほとんどないため、今度のマシンはSurface Laptop 2にしようかな…と悩んでいます。そう、悩んでいるんです。そうしたら、そんな動画が続けて再生されました。勉強になりましたw

www.youtube.com

(為田)

仙台市立六郷小学校 公開研究会レポート まとめ(2018年12月7日)

 2018年12月7日に仙台市立六郷小学校の公開研究会を取材させていただきました。
 仙台市立六郷小学校の研究主題は「「対話」を通して学びを深める授業づくり〜学びの基盤としての情報活用能力を手がかりに〜」でした。平成28年度に仙台市教育委員会から「アクティブ・ラーニング」普及支援事業の拠点校に指定されたことを受け、平成29年度・30年度は仙台市教育委員会認定自主公開校として研究を広げてきました。
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 公開研究会当日は、研究概要説明・参観の視点の説明、授業公開、授業検討会、シンポジウムが行われました。それぞれの様子をレポートにまとめました。

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(為田)

192Cafe 公開イベント #1 私立小が創る未来の学び ~競争時代から共創時代へ~ レポート まとめ(2019年1月19日)

 2019年1月19日に、聖徳学園中学・高等学校にて、192Cafe 公開イベント #1 私立小が創る未来の学び ~競争時代から共創時代へ~を開催しました。為田は、192Cafeに事務局として参加をしています。多くの方に参加していただいたこのイベントでは、SNSでの積極的な発信を推奨しており、僕も会場からできるかぎり、Twitterにて実況をしましたので、その様子をまとめてレポートしました。
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 まだお読みでない方は、この機会にぜひお読みいただければと思います。

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授業で使えるかも?:NEWS23「ロボットが叶えた夢 難病ALSの先生 生徒と卒業式を」(2018年3月7日)

 TBSのニュース番組「NEWS 23」のスタッフが書いたnoteを読みました。2018年3月7日にオンエアされたものだそうです。分身ロボットOriHimeが先生の代わりに卒業式に出席する様子を読むことができます。

体の筋肉が徐々に動かなくなる難病ALSに冒された高校の教頭先生。
一番の願いは教え子たちと一緒に卒業式に出席することですが、あきらめかけていたその夢を助けてくれたのは、小さなロボットでした。
(TBS NEWS23 18年3月7日オンエア)

note.mu

 こうしてエピソードの中でOriHimeがどのように存在しているのか、ということを考えるのは、これからのテクノロジーの発達について、大きな可能性を示すものではないかと思いました。
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orihime.orylab.com

「孤独」は消せる。

「孤独」は消せる。

サイボーグ時代 ~リアルとネットが融合する世界でやりたいことを実現する人生の戦略~

サイボーグ時代 ~リアルとネットが融合する世界でやりたいことを実現する人生の戦略~

 Society 5.0がどんな社会なのかを授業の最初に見せる、という先生は多くいらっしゃると思います。この、卒業式に病気の先生の代わりに出席したOriHimeの話を読むことで、ロボットが人間の代理になるというのがどういうことか、考える機会にもできるのではないかと思います。

 おまけですが、こちらのインタビュー、とても素敵です。こういう、リアルタイムの伝記を、小学生から高校生くらいまでの間に、どんどん読んでほしい!
bizpow.bizocean.jp


(為田)

書籍ご紹介:『増補版「読む力」はこうしてつける』

 読解力をつける教材のヒントを探したいと思って、吉田新一郎『増補版「読む力」はこうしてつける』を読みました。帯には、「「優れた読み手が使っている方法」を紹介・解説」と書かれています。ハッシュタグ「 #読む力はこうしてつける 」でメモをしていきました。

増補版「読む力」はこうしてつける

増補版「読む力」はこうしてつける

 パート1「読む力がつく教え方・学び方」とパート2「優れた読み手が使っている方法」に分かれています。

リーディング・ワークショップも参考に!

 パート1では、ナンシー・アトウェル先生のリーディング・ワークショップとライティング・ワークショップについても紹介されています。これに関しては、『イン・ザ・ミドル ナンシー・アトウェルの教室』のメモをまとめてあるので、そちらをご参照ください。
blog.ict-in-education.jp

「考え聞かせ(think aloud)」×教育ICT

 また、ここで紹介されていた、「考え聞かせ(think aloud)」が非常におもしろいと思いました。書かれていることを読んで聞かせるのではなく、自分が考えていることを聞かせることです。

 言葉で発話するのと共に、ロイロノート・スクールやschoolTakt、edmodoやednityなどのツールやサイトを使うことで、クラス内での考え聞かせをし合う事ができるのではないかと思いました。

優れた読み手が使っている方法×教育ICT

 パート2「優れた読み手が使っている方法」では、第6章「関連づける」、第7章「質問する」、第8章「イメージを描く」、第9章「推測する」、第10章「何が大切かを見極める」、第11章「解釈する」、第12章「他の効果的な方法」と続いていきます。

 たくさんのアイデアが並んでいるのですが、そのなかで教育ICTと相性が良さそうなものをいくつか紹介しておこうと思います。

  • 関連づける
    • 自分と関連づけたことを「考え聞かせ」する
      • 簡単なプレゼンテーションをお互いにし合うといいと思いました。タブレットだったら、教室内を歩き回って、たくさんの人にプレゼンができます。
      • オンラインに自分の考えを書き込んで、そこに「いいね!」やコメントがつくようにするのもおもしろそうです。
    • 本と本を関連づける
      • ベン図で2冊の本を関連づける例が紹介されているので、思考ツールと組み合わせられそう。
  • 質問する
    • 子ども達が質問づくりの練習
      • 教師が読み聞かせをして、子ども達に質問を作ってもらう。これもデジタルで作って問題を出し合ったりできそう。
      • 作った質問をポートフォリオにまとめるのも、デジタルだと無尽蔵に蓄積できて、かつ検索しやすい。
  • イメージを描く
    • お気に入りの本の販売促進用のチラシをつくる
      • DTPの入口にいいかもしれないと思いました。
      • クラス内で投票をしたり、コメントをつけ合うこともできます。

 これまでにこのブログでレポートしたもののなかにも親和性のあるものがありそう。
blog.ict-in-education.jp

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まとめ

 先日の『ICTで変える国語授業』の本でも思いましたが、「読む」というところとICTは相性が良くて、もっといろいろなことができるのではないかと思っています。
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(為田)