教育ICTリサーチ ブログ

ICTを教育にどう活用できるか、現場目線でリサーチします。

教育ICT グッドプラクティス #04:ロイロノートスクールを使って、解答をまとめる

 この連載では、これからICTを実践する学校/先生方を想定読者として、「ICTを使って、こんな実践ができますよ」というのを、実践事例の引き出しとしてご紹介していきたいと思っています。端末やシステムの機能ありきでなく、教育手法としてどうなのか?というところに焦点をしぼって紹介します。
 「授業の中での導入部分で5分だけ使う」「プレゼンテーションの動画を撮影して、みんなでレビューする」などのように、特定の目的にピンポイントでICTを利用している様子を紹介していきます。

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 今回は、桜丘中学・高等学校 安部早苗先生の、高1数学の授業からの「グッドプラクティス」の紹介です。
 安部先生の授業では、ロイロノートスクールを使って、生徒たちに問題を出題し、解答を集め、クラス全体で解答を見合い、安部先生が解説を行う、という活動をしています。
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 解いてもらう問題を安部先生が伝えると、生徒たちは問題に取り組み始めます。桜丘高校では、解答の仕方を自由にしていますので、さまざまな入力方法を見ることができます。

 ペンを使ってタブレットの画面に書き込む生徒がいます。
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 指でタブレットに答えを書く生徒もいます。
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 紙のノートに解答を書いて、ページを撮影する生徒もいます。
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 タブレットを1人1台持たせるときに、最も期待される効果のひとつは、「個人個人が、自分にあった学習の仕方ができる」ということだと思います。手書きの方が答えやすい人も、デジタルの方が答えやすい人もいる。そこの選択肢を持っておかないと、学習活動そのものに悪影響が及ぼされる可能性はあると思います。ICTを導入して、学習活動に悪影響が及ぶのであれば、本末転倒になってしまいます。

 実際、生徒たちに話を聞いてみると、「最初はちょっと慣れなかったけど、近くの人に訊いたらすぐわかるようになるし、もう慣れた」と言っていました。
 「他の人がどんなふうに解いたのかとかわかるのがいい」と言っていた生徒もいました。これまでの授業では、なかなか他の人がどんなふうに解いたのかを見る機会というのはなかったと思うので、こうしてクラス全体で解答を見合うことで、新しい学習活動につなげていく先生方が増えていくだろうなと思います。



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(研究員・為田)


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 教育ICTリサーチでは、ICTの利活用について、目的を以下の9つに類型化しています(詳細はこちら)。(1)興味喚起(2)モチベーション喚起(3)理解促進(4)授業効率化(5)進捗、理解度確認(6)教材拡充(7)表現、思考手段拡充(8)家庭との情報共有(9)学習環境拡充
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