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『クリエイティブ・ラーニング 創造社会の学びと教育』 ひとり読書会 No.4「第1章 これからの時代に求められる教育 鈴木寛×井庭崇」

 井庭崇『クリエイティブ・ラーニング 創造社会の学びと教育』をじっくり読んで、Twitterハッシュタグ#クリエイティブ・ラーニング 」を使って、ひとり読書会を実施したのをまとめておこうと思います。

クリエイティブ・ラーニング:創造社会の学びと教育 (リアリティ・プラス)

クリエイティブ・ラーニング:創造社会の学びと教育 (リアリティ・プラス)

 今回は、「第1章 これからの時代に求められる教育 鈴木寛 × 井庭崇」のところからメモをまとめます。
 鈴木寛先生は、通産省から参議院議員となり、文部科学副大臣も務め、教育、医療、スポーツ・文化、科学技術イノベーション、IT政策を中心に活動しています。2015年2月から2018年まで文部科学大臣補佐官を5期務め、さまざまな教育政策に関わって来られました。

 対談は、まずは井庭先生から、これからの社会像がどのようなものになるのかという考察からスタートします。

 続いて、鈴木先生からのこれからの社会についての考察です。

 「卒近代」という言葉は非常におもしろいと思いました。近代をリスペクトしつつ卒業する。僕は、公教育をどう変えるのかということを考えると、一気にドラスティックに変えていくというのは難しいのではないかと思っていて、リスペクトをもってうまくいっているところは残し、さらに選択肢を多様にする、ということが重要だと思っています。

 では、子どもたちにはどんな学びが必要なのでしょうか。近代の教育システムの中ではあまり取り入れられてこなかったこととして、シーモア・パパートの「デバッグ」のプロセスについて言及されています。

 これからの社会は複雑生、不確実性が増していくので、どのような子どもを育てる必要があるのか、ということについて2人で語られています。

 最後の井庭先生の、「複雑性の海に溺れることなく、安全性を確保した状態で、複雑性に向き合うことができる場であるべき」という言葉は、本当にそのとおりだと思います。複雑であることを画一的にしてしまうことは意味がないし、学校という場だからこそ、先生が見てくれているからこその安全性を確保することが学校の役割だと思っています。
 子ども自身が複雑性に対処できる力をつける教育、本当に必要だと思っています。

 No.5に続きます。
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(為田)