2018年10月29日に開催された、私塾界リーダーズフォーラム 教育ICTカンファレンス2018に参加しました。会場でTwitterでログをとっていたので、興味深かったところを記録として残しておこうと思います。
きちんとした記事は、月刊私塾界にて記事として掲載されると思いますので、こちらはあくまでメモ的に読んでいただければと思います。
今回は、Session1の「【トークセッション】プログラミング教育は未来を変えるのか?」のメモを公開します。
私塾界リーダーズフォーラム 教育ICTカンファレンスSession1【トークセッション】プログラミング教育は未来を変えるのか?株式会社COMPASS 代表取締役CEO 神野 元基 氏、キラメックス株式会社 代表取締役社長 樋口 隆広 氏、楽天株式会社 教育事業部 ゼネラルマネージャー 葛城 崇 氏 が登壇。
— 為田裕行 (@Hiroyuki_Tameda) 2018年10月29日
「プログラミングを使って自分の手で何かを創り出したい、テクノロジーを使って社会課題を解決したい、という人が増えてきているように思う」とのこと。教育のやれることは何かな…。
— 為田裕行 (@Hiroyuki_Tameda) 2018年10月29日
「Tech Academy キッズ。本格的なプログラミングを学べる場所がない。オンラインスクールではなく、全国の塾の教室にパッケージを提供して、その場で子どもたちが本格的なプログラミングを勉強できるようにする。」(樋口さん)
— 為田裕行 (@Hiroyuki_Tameda) 2018年10月29日
「プログラミングは英語などの言語と同じ。プログラミングにも、ネイティブがいる。小さい頃からやっていた人と、大人になってから始めた人では、雲泥の差がある。」(神野さん)
— 為田裕行 (@Hiroyuki_Tameda) 2018年10月29日
“プログラミング・ネイティブ”というのがいるというのは、かんがえたことがなかったです。
「楽天の教室では、学年別ではなく、スキル別で行なっている。そうしたことが可能になってきている」(葛城さん)
— 為田裕行 (@Hiroyuki_Tameda) 2018年10月29日
こうして学年別でなく、スキル別で学ぶ教室ができてきつつあるというのは、今回の教育ICTカンファレンスを通じてのテーマになっていたように思いました。
先生たちが学ぶべき大切なことを伝えることが、先生の仕事。まだそれに先生は集中できていないと思う。だから、テクノロジーでできることは、テクノロジーにさせればいい、と神野さん。神野さんの話を聞くといつも思うのは、先生の仕事をとても信じているのだなあ、ということ。
— 為田裕行 (@Hiroyuki_Tameda) 2018年10月29日
これからの教育現場に求めることについての議論。「テクノロジーを活用して、アウトソースできるところはアウトソースして、先生がすべき仕事をしていくべき。」(樋口さん)、「一方でもちろん、教育現場には、変えるべきでないところもある。」(神野さん)
— 為田裕行 (@Hiroyuki_Tameda) 2018年10月29日
「デジタルな世界とリアルな世界の融合が必要。それを組み合わせて解決していかなくてはならない。IT関係のところだけがITをやっていればいい、という時代ではない。」(葛城さん)
— 為田裕行 (@Hiroyuki_Tameda) 2018年10月29日
「楽天の新入社員160人くらいは、総合職だろうがなんだろうが、Tech Academyで学んで、アプリを作ってということを一人ひとりがやっている。他にも企業経営層にもプログラミングをやってもらっている研修もある。」(樋口さん)
— 為田裕行 (@Hiroyuki_Tameda) 2018年10月29日
「コンピュータは何が得意で何が苦手、裏側でどんなふうに動いているのかということがわかる、というのがこれからの仕事で大事なのではないか」(葛城さん)、「人間相手の仕事から、コンピュータやロボット相手の仕事も増えてくる。プログラミングができることがアドバンテージになる」(樋口さん)
— 為田裕行 (@Hiroyuki_Tameda) 2018年10月29日
ここから、2030年の教育現場はどうなるだろう?というテーマでディスカッションが進みました。
2030年の教育現場は?:「いままで先生方の勘に近いもので行われていたものが、テクノロジーで可視化される。それをもとに適切な声かけをするのが、先生方の仕事に。保護者との関係、子どもたち同士の関係も含め、人間関係に踏み込んでいく。かつて日本の強みだった教育の形に戻っていく」(神野さん)
— 為田裕行 (@Hiroyuki_Tameda) 2018年10月29日
2030年の教育現場は?:「データを重要視。データを活用して教育をより楽しく、効率的にできないか。ゲーミフィケーション。えいぽんたんなど、グループ会社ReDucateでプロダクトを開発している。」(葛城さん)
— 為田裕行 (@Hiroyuki_Tameda) 2018年10月29日
https://reducate.co.jp/reducate.co.jp
https://reducate.co.jp/eipontan/reducate.co.jp
2030年の教育現場は?:「教育現場は、いい意味で最適化していけばいいと思っている。上場している学習塾の会社を見ると利益率が低い。まだ最適化できるのではないか。勉強してる子どもたちが、わからないところをピンポイントで訊ける、いい意味での最適化が求められると思う」(樋口さん)
— 為田裕行 (@Hiroyuki_Tameda) 2018年10月29日
最後に、「どんな未来の教室を思い描きますか?」というテーマで、一人ずつコメントをしていきました。
どんな未来の教室を思い描く?:社会との結びつきもだが、保護者との人間関係が大事。いかに保護者に理解してもらうか。リスクを伴うような真に必要な教育を実現するためには、保護者に理解してもらうことが必要。また、プロフェッションを活かして参加してもらうこともできるかも。(神野さん)
— 為田裕行 (@Hiroyuki_Tameda) 2018年10月29日
どんな未来の教室を思い描く?:技術の発展によって、社会などの課題を解決できると感じられる場面は増えたのではないかと思う。社会と塾とで協力してそうした場面ができればいいと思う。(葛城さん)
— 為田裕行 (@Hiroyuki_Tameda) 2018年10月29日
どんな未来の教室を思い描く?:プログラミングを勉強してアプリを出すことも、社会との繋がり。言語を学んで社会に出るのも、社会との繋がり。そうした本物の繋がりを低年齢から、子どもたちに伝えることが大事では?(樋口さん)
— 為田裕行 (@Hiroyuki_Tameda) 2018年10月29日
こうしたプログラミングが子どもたちの将来や、これからの社会とどのように結び付いているのか、ということについては、なかなか学校の先生方には伝わっていないように思えました。このあたり、ちょっとまとめて、学校の校内研修などで伝えたいな、と思いました。
No.2に続きます。
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(為田)