弊社フューチャーインスティテュートは、淑徳小学校放課後クラブ 淑徳アルファで、コンピュータを使ってさまざまな活動を行う授業「カズトロジー」を行っています。毎年夏休みは通常よりも参加者が少ないので、学期中のカリキュラムを進めるのではなく、「いつもとちょっと違うことを体験できる」ようにと思って内容を決めています。
2021年8月24日の1年生の授業では、Google Earthを一人1台ずつじっくりと使ってもらいました。PC教室にはSKYMENUが導入されているので、先生機でGoogle Earthを淑徳小学校からスタートするようにリンクを作り、全員のPCへ送りました。リンクは送られると自動的に開くように設定してあったので、子どもたちは何もせずに、いきなり目の前のディスプレイにGoogle Earthが起動します。自分が通う淑徳小学校が上から見えて、「あ、学校!」と声をあげていました。
こうしてテクノロジーを目の当たりにして、「おお!」「すごい!」と思ってもらうことと、そのテクノロジーを好きなだけ使う時間をとる、というのは意外といつでもできることではないので、夏休みの最後にチャレンジしてもらいました。
Google Earthは、「テレビで見たことある!」という子も多く、だいたい何ができるのかということも知っているようでした。授業の最初に伝えた操作方法は、ズームインとズームアウトと、ドラッグして場所を変えることと、「“Feeling Lucky”(サイコロのボタン)であちこち飛ばされるよ」ということだけです。「自由にどこでも行ってごらん。おもしろいところを見つけたら教えて」と伝えると、みんなのGoogle Earth探検がスタートしました。
スタート地点だった淑徳小学校から、自分の家までどんどん道を歩いていって、駅で鉄道に乗って…ということをしている子もいました。自分が通っていた幼稚園を教えてくれる子もいました。旅行で行ったことがある場所を教えてくれる子もいます。
どんどんズームアウトしていって、地球を外から見る子もいました。こうした自分の学校からどんどん離れていって地球にまでなるのを体験するのもおもしろいと思います。
逆に、ズームインしすぎてしまって、南極や太平洋などでズームインしすぎてしまうと、行っても行っても真っ白や真っ青、みたいなことも起きます。「先生、ここ、どこ?帰れない…」と言われるので、ズームアウトして教えてあげました。
Google Earthを自分なりの楽しみ方でたっぷり時間をとって体験できたのは夏休みならではでよかったかな、と思います。
1年生はカズトロジーの時間でまだキーボード入力を練習していないので、今回は検索機能は使いませんでしたが、授業の最後に「これでキーボード使えれば、思ったところに行けるんだよ」と伝えました。そして、「Google Earthは、おうちのスマホとかiPadとかでもできるよ」と教えてあげたので、もしかしたらチャレンジしている子もいるかもしれません。好奇心を伸ばすツールとして、どんどん使ってくれればいいな、と思っています。
No.5に続きます。
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(為田)