以前、このブログで紹介した「データのじかん」で掲載されている4コマ漫画が書籍化された、『今さら聞けないDX用語まるわかり辞典デラックス』を「データのじかん」編集部からお送りいただきました。
「エフェクチュエーション」「Web3.0とweb3」「EBPM」「認知バイアス」「アジャイル開発」など、さまざまな用語が、ライト級、ミドル級、ヘビー級と分かれていて、順に1語ずつ見開き2ページで解説をされています。
仕事場で出会ったり、資料を読んでいて出会ったりする言葉も多く含まれています。見開き2ページの説明を入口として用語を知って、ページに掲載されている関連キーワードにあたってみたり、そこからより詳しくさまざまな書籍やWebコンテンツなどへ進んでいったり、DX用語への手引として入りやすい本だと思いました。
いくつも「まったく聞いたことない…」という言葉がありましたが、なかでも「DIBB」という用語、とても気になりました。「DIBB」は、「Data(データ)」「Insight(洞察)」「Belief(仮説)」「Bet(リソース投入)」の頭文字をとっている、意思決定や議論のフレームワークです。
最後が「Bet(=賭ける)」なのがポイントで、データを見て、洞察をして、仮説を立てて、最後は「成功するかわからないけど、賭ける(=チャレンジしてみる)」というのは、学校でのデジタル活用(ひいてはDXへと繋がるプロセス)に必要な考え方だな、と思いました。
data.wingarc.com
敷居が低く、広くいろいろな用語を知ることができる本だと思います。新しい言葉に出会うことで、それを自分の仕事の方に繋げて考えていくこともできます。お送りいただきましてありがとうございました。
(為田)