昨日のエントリーでBingを使ってみている、ということを書きましたが、少し長めの質問を投げかけてみました。
「教育の情報化において目的を設定することを最初のステップとして、児童生徒の学び方の選択肢を広げていくことが重要だと思っています。学校の先生方に実感を伴って、教育の情報化によって児童生徒の学び方の選択肢が広がることを体験してもらうためのアイデアを10個、挙げてください。」と書いてみると、アイデアを出してくれました(10個って言ったけど、5個しか挙がってこなかったですけど…)。
ChatGPTと違ってBingが返す回答に引用元が脚注形式で書かれています。今回は、文部科学省やデジタル庁のURLが「詳細情報」としてリンクされていました。どこに書かれている情報を元にしているのかを確認できるのは便利だと思います。
もう少し具体的なアイデアがほしいな、と思い、自分自身が本に書いていることを参照元にしてもらえば、どれくらい要約されているのかを見ることができると思ったので、続けて「教育の情報化の目的については、為田裕行が提唱している「教育ICT利活用の目的 9類型」を参考にしてください。そのうえで、教育の情報化によって児童生徒の学び方の選択肢が広がることを先生たちに体験してもらうためのアイデアを出してください。」と投げかけてみました。
結果を読んでみると、さっきよりは少し自分が望んでいた感じの回答が返ってくるようになりました。でも、僕が書いている「教育ICT利活用の目的 9類型」はほとんど回答の中に含まれていません(Amazonの書誌情報へのリンクは貼ってくれていました)。
こうして、自分が詳しい分野に関わることをチャット検索してみることで、「どれくらい確からしいことが書かれているか」を評価することができると思います。
ChatGPTに投げる質問をプロンプトと言いますが、プロンプトをどう書くかによっても返ってくる内容は変わりそうなので、「ChatGPT プロンプト」などで検索をかけるとたくさんページが出てくるので、いろいろ試してみようと思います。
(為田)