一般社団法人 日本IT団体連盟が2023年8月8日に出した「マイナンバー制度・マイナンバーカード活用への期待」は、社会の中でのデジタルをについて考えるための教材になりそうだと思ったので紹介します。
さまざまな課題解決のためにデジタル化が進められているということを、学校現場で多角的に課題解決と結びつけて話す機会があるといいと思っています。
「マイナンバー制度・マイナンバーカード活用への期待」のなかには、デジタルリテラシーについて書かれている部分もあります。
我々国民の側にも、マイナンバー設定時にできることが少なからずあるかと存じます。例えば、「家庭や職場等で1台のパソコンやタブレットを利用し、個人情報の入力をする際は、その都度、必ず一度ログアウトした上で他者にデバイスを渡すこと」などは、今や社会人としての常識になっています。現代のIT・デジタル社会において注意すべきことを、ご家族ご友人の間、また職場内において的確に認識するために、国民レベルでの意識的・自発的な取り組みや、お互いの教化啓蒙が必要なことも少なからずあります。
ログインやログアウトも、きちんとデジタルリテラシーとして学校で学ぶことが、社会でどのような意味をもっているのか、子どもたちと考える機会にもなるのではないかと思います。
中学生や高校生であれば、この「マイナンバー制度・マイナンバーカード活用への期待」を読んで、賛成か反対かに分かれてディスカッションをしたり、ディベートをしたりすることもできると思います。
こうした社会の動きをダイレクトに授業のなかで教材として使えるようになるのも、ICTを活用する良さだと思います。
◆ ◆ ◆
この記事を書きながら、2019年に聴いた越塚登 先生の講演のなかで、以下のように説明されていたことを思い出しました。こちらも参考に貼っておきます(講演の全体は、リンク先へどうぞ)。
(為田)