12月26日に、東京大学福武ホールにて、Ludix Lab公開研究会 愛和小学校 × Ludix Lab「i和design冬期講習会」@東京大学を開催しました。
イベントタイトルに「冬期講習会」と銘打ったのは、8月25日に多摩市立愛和小学校で開催されたi和designで、先生方向けに愛和小学校の先生方が講師をされているのを見たのが、このイベントの最初の出発点だったからです。「愛和小学校の先生が、“教える側”の立場から、これからICTを使って教えようと思っている先生に伝える」という形をとるのが非常におもしろいと思って、懇親会の時に「これ、もっと広げましょう!」と松田校長先生や田畠副校長先生、設楽先生らと盛り上がってから、フェローをつとめるLudix Labの藤本代表に話をし、福武ホールのラーニングスタジオを会場としておさえ、当日を迎えました。先生方にも、塾の講習会のように、短期でスキルアップしたり、新しい知識を仕入れたりする、そんな場になってほしいと思ったので、「冬期講習会」というタイトルにしました。
結果として、参加していただいた17名のうち、12名が初中等教育の教員ということになりました。
i和design冬期講習会@東京大学のねらいは、「現場とアカデミズムを結びたい」ということでした。愛和小学校の先進的な試みは、学術研究的にはどう見えるのか。愛和小学校のような実践は、世界的レベルで言うとどう位置づけられるのか、海外ではどんな事例があるのか、ということを、先生方に知ってもらって、そこから1つでも2つでもアイデアを持ち帰ってもらって、何かできるところからやってもらう、ということを目指しました。
プログラムとしては、最初に愛和小学校の下鶴先生によるアイスブレイクを行い、それから松田先生による、校長講話。その後で、愛和小学校でのプログラミング教育の実践を設楽先生が紹介しました。実際にプログラミングをし、EV3を動かすというワークショップとなりました。
ここで、ランチとなり、福山佑樹さん(東京大学教養学部、Ludix Labフェロー)と藤本徹さん(東京大学 大学総合教育研究センター、Ludix Lab代表)による「学校を“楽しくて学べる場”にする方法を考える」というランチョンセッションを聞いてもらいます。
その後で、上田先生と下鶴先生による社会の模擬授業と、才記先生と鈴木先生による国語の模擬授業を受講してもらいました。
最後に、松田先生と藤本さんでふりかえりのセッションをしてもらいました。
以上のイベントのポイントをまとめ、情報共有、今後のディスカッションの種とすべく、レポートしていきたいと思います。
参加していただいたみなさん、登壇していただいた愛和小学校の先生方、Ludix Labの皆さん、そもそも「先生向けの冬期講習会、おもしろくないですか?」「おもしろい、やろうよ」と実現まで一緒に走ってくださった松田先生、本当にどうもありがとうございました。
第2回へ続く。
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(為田)