2017年3月19日に開催された、JAET「教育の情報化」実践セミナー 2017 in 仙台に参加しました。全体テーマは「次期学習指導要領を先取り!ICT活用&情報教育のこれからを探る」でした。
今回、会場となっていたNTTドコモ東北支社様に、電源とWiFiを貸していただいたおかげで、こうしてTwitterにて様子をまとめることができました。
プログラムは、以下のとおりです。小学校、中学校、高校と各校種での実践報告が、「ICT活用」と「情報教育」のそれぞれにおいてされていること、また講演者、アドバイザーの先生方のメンバーの豪華さもあり、ぜひとも仙台に来られなかった方にも、内容を知っていただきたいと思い、まとめました。
当日、会場から聞いた内容をTwitterでハッシュタグ「#0319JAET仙台」で発信していました。その内容をもとにプログラムにそって、3部に分けてまとめました。Togetterにて一部順番を変えるなど手直しをしています。
Part1(開会~講演「次期学習指導要領に向けた教育の情報化の役割」)
Part1は、開会から東北大学大学院情報科学研究科教授 堀田龍也先生の講演「次期学習指導要領に向けた教育の情報化の役割」までをまとめました。堀田先生の講演は、そもそも「学習指導要領の上位に教育基本法という法があり、そこで規定されていることも知らずに“学校を変えなければ”というのはだめ」と、本当に基本から話をしていただいたおかげで、今回のセミナー全体の基盤となる知識を共有できたように思います。
個人的にも、法令についてはほとんど読んだことがなく、資料などで出てくる部分をつまみ食いしているだけであったことに気づき、大変勉強になりました。
そうした基礎の部分からスタートして、いかにICTを学校に入れていくべきか、という議論に進んでいきます。
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Part2(実践報告「ICT活用のこれからを探る」~企業展示セッション)
Part2は、実践報告「ICT活用のこれからを探る」のなかでの、富谷市立明石台小学校、大和町立鶴巣小学校、東北学院中学校・高等学校、仙台城南高等学校の実践報告です。また、アドバイザーである信州大学学術研究員教育学系教授 東原義訓 先生のコメントも。また、その後の企業展示セッションについても収録しています。
小学校、中学校、高校のそれぞれにおいて、ICTの活用実践報告があり、発達過程においてどのような使い方が望ましいのかなどを考えるきっかけとなりました。
個人的には、仙台城南高等学校の千葉先生による実践報告が非常に興味深かったです。仙台城南高校では、一人1台のタブレット(iPad、生徒購入)、WiFi全館設置、スタディサプリ利用、校内サーバー設置、という環境だそうです。特におもしろいのは、生徒と教員が共有し、自由に使える校内サーバーです。自由に使えるようになっていることで、「資料、サーバーに置いておくから、とっておいて」「資料、入れておくから見ておいて」というような感じで使っているそうです。ときどきファイルが消えたりしても、「あ、僕もっているんで、入れておきます」ということもあるそうです。
こうした使い方、今の仕事で使っている共有サーバーと非常に近いな、と感じました。こうした使い方をさせている学校に、とてもポリシーというか腹をくくっている様子を感じました。
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Part3(実践報告「情報教育のこれからを探る」~懇親会)
Part3は、実践報告「情報教育のこれからを探る」のなかでの、仙台市立片平丁小学校、宮城教育大学附属中学校、宮城県立多賀城高等学校の実践報告です。
アドバイザーである東北学院大学教養学部准教授 稲垣忠 先生のコメントは、時間がなかったこともあり、最後のスライドに大変な情報量で、「メモしきれませんでした…」と稲垣先生に泣きついたら、翌日に補足で追記してくださいましたので、それも追加しました。
また、懇親会の様子も少しだけ入れています。今回、懇親会のときにも企業展示を残しておいていただいたおかげで、たっぷりと時間をかけてブースを見ることができた、という方も多かったのではないでしょうか。
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