為田が参加しているセサミストリート日本事務局が展開している、「夢をえがき、計画をたて、行動する:みんなで考えるファイナンシャル・エンパワーメント」についてのエントリーです。
2月27日に兵庫県 丹波市立柏原中学校において、セサミストリートの「夢をもち、計画をたて、行動する:みんなで考えるファイナンシャル・エンパワーメント」を用いたキャリア教育の授業(中学校3年生)を見学させていただきました。担当をされたのは、髙松昭彦先生です。
最初に髙松先生は、今回授業中に生徒たちに見せるコンテンツ「夢をもち、計画をたて、行動する」のタイトルからキーワードを抜き、生徒たちに「○○をもち、○○をたて、○○する」にワークシートで言葉を入れてもらうところから始めました。配布したワークシートに生徒たちが書き込んだ答えを実物投影機で共有し、髙松先生が授業をファシリテートしていきます。
生徒たちが、それぞれに考えたキーワードを発表した後、「今日考えるのは、 “夢をもち、計画をたて、行動する”です。では、 “夢をもち、計画をたて、行動する”ためには、何が必要だと思う?」と生徒に問いかけます。そして、「お金・経済のことを考えること。夢を実現するためには、お金や経済についての知識が必要でしょう?」と続けます。ワークシートに、生徒たちは「何のためにお金があるのでしょうか?」「あなたは何にお金を使いたいですか?」という問いに向き合い、ワークシートに答えを書き込んでいきます。
ここで、中学生たちに、「夢をえがき、計画をたて、行動する:みんなで考えるファイナンシャル・エンパワーメント」のビデオ教材を見てもらいました。
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「夢をもち、計画をたて、行動する:みんなで考えるファイナンシャル・エンパワーメント」の教材ビデオを教室でみんなで見た後に、「お金でできること」「お金でしかできないこと」についてみんなで考えました。
小学校低学年の授業で使うことを想定して作られているビデオですが、髙松先生の授業で、1年間かけてキャリア教育を学んできた生徒たちは、「こういうビデオを見ることで、小学生だったらどんなふうに思うだろう」という視点も持つことができるのではないかと思いました。中学生や高校生たちと一緒に、「どうやって子どもたちにファイナンシャル・エンパワーメントを身につけさせることができるのだろうか?」と教材や授業を一緒に考える、というような試みも今後していけたらいいなと思いました。
こうした機会をいただけました、丹波市立柏原中学校・髙松先生、本当にありがとうございました。
(為田)