先日、ある小学校に授業見学に行ったときに見かけた、読売ワークシート通信。どうやら新聞記事をベースにワークシートになっていて、児童が書き込めるようになっています。検索してみると、読売教育ネットワークの下に、読売ワークシート通信のページがありました。
読売ワークシート通信は、「読売新聞」と英字紙「The Japan News」のニュースから社説・コラムなどのさまざまな記事に、問題と解答記入欄をつけたワークシート教材で、そのまま教室で使えます。小中高校の先生に無料で提供しています。
毎週水曜日、国語、社会、英語などの教科や難易度の異なる5枚をセットにして、このサイトにアップします。同時に、内容やパスワードを電子メールで案内しますので、サイトからダウンロードしてご活用ください。
「読売KODOMO新聞」「読売中高生新聞」の記事も使い、幅広い学年に合うよう工夫しています。
無料で提供されているのですね。毎週水曜日にアップされるワークシートをダウンロードできるようになっているそうです。小学校の教室でいろいろな教科で、難易度が異なるワークシートが5枚セットなのもいいですね。実際にどんなふうに使われているのか、見てみたいと思いました。
NIEの専門家が教育監修をしているというのもいいですよね。この教材研究まで先生がするとなると大変ですが、ワークシート通信で毎週送られてくるものを使って、その上に先生自身のノウハウやクラスとの関係性というものが積み上げられることで、クラスにあった授業ができると思います。
◆ ◆ ◆
新聞社が提供しているサービスを使った授業では、2年前に奈良女子大学附属中等教育学校で二田先生が朝日新聞デジタル for schoolしている授業を見たことがあります。
blog.ict-in-education.jp
サイトを通じて最新の教材がダウンロードできるようにする、サイトを使って最新の情報を見られるようにする、ということが、学校の授業の幅を広げる良い例なのではないかと思いました。
(為田)