TwitterのTLで流れてきた、戦前の東京23区が見渡せる空中写真。おもしろいです。
【リリース】本日より、戦前の東京23区が見渡せる空中写真を地理院地図上で初公開!現在の地図や各年代の空中写真などとも重ねて見られます。
— 国土地理院 (@GSI_chiriin) 2017年4月28日
空から見る戦前、復興期、オリンピック、高度経済成長、そして現在。変わり続ける街、東京。必見です。https://t.co/2Tsi7QfTTs pic.twitter.com/OEfEAA25qm
戦前の東京23区が見渡せる空中写真を地理院地図上で初公開 | 国土地理院のサイトへ行ってみます。ページ中程の「地理院地図で表示」のリンクをクリックします。
六本木のあたりを見てみる
とりあえずオフィスがある六本木のあたりを見てみることに。六本木ミッドタウンのあたり、もともとは防衛庁だったよな…と思ってWikipediaで歴史を見てみると、以下の通り。
当地は、1641年から1871年まで萩藩毛利家屋敷として使用された。明治時代に入ると1873年より陸軍の駐屯地となり、大日本帝国陸軍の歩兵第一および第三連隊が使用した。終戦後の1946年よりアメリカ合衆国に接収され、米軍将校の宿舎として使用された。サンフランシスコ講和条約発効後の1960年に日本に返還され、1962年より陸上自衛隊の檜町駐屯地となるとともに、防衛庁の本庁舎も設置された。
地理院地図の上部にある検索ボックスに、六本木と入力して、ミッドタウンあたりをスクロールして表示します。
画面左側で、1945年~1950年の航空写真を選ぶ。このころはアメリカに接収されていて、米軍商工の宿舎だった頃でしょうか。
1962年から陸上自衛隊の駐屯地になり、防衛庁の本庁舎も設置。
そして最新の航空写真。ミッドタウンが建っています。まったく地図をうごかさずに航空写真を変えられるのはおもしろい。
日本橋を見てみよう
他にもどこか…と思って、東京都日本橋。東京オリンピックのときに首都高が上を塞いだことは有名です。現在の写真がこちら。
1945年~1950年の写真を選ぶと、もちろん、首都高はかかっていません。
1961年~1964年の写真を選ぶと、工事中な様子がわかります。ああ、おもしろい。
新宿の都庁舎
東京のいろいろな場所で見てみるとおもしろいかもしれません。新宿にある都庁舎も、最新と1945年~1950年の写真を重ねるとびっくりします。
ここ、何だったのだろう…?と不思議に思って調べてみると、どうやらあのあたり、浄水場跡地だったようです。