2018年1月15日に、筑波大学東京キャンパスにて、一般社団法人 ICT CONNECT 21 活動報告会が開催されました。
ICT CONNECT 21には、多様なステークホルダーが関わっています。これが、ICT CONNECT 21の強みであると思うのですが、その多様なステークホルダーの皆様からの挨拶(というかプレゼンテーション)がありましたので、順に紹介していきたいと思います。
今回は、一般社団法人 ICT CONNECT 21常務理事 片岡靖さんのプレゼンテーションから、僕がメモした点をまとめたいと思います。
ICT CONNECT 21は、2017年3月に一般社団法人になりました。新法人の目的は、「情報通信技術を活用して教育をより良くして行こうという意思を持つさまざまなステークホルダーが集まるオープンな場として、誰でもいつでもどこでも生涯を通じて格差なく学べる、ひとりひとりに適した学習環境を構築することを通じて、教育の情報化の一層の進展に寄与するとともに、社会の発展に貢献すること」となっています。
個別にステークホルダーが活動をしてもなかなか進まない。それをCONNECTして、共創・コネクトの場を提供する。それによって、「参加者にとってオープンな関係」「利用者と提供者の協働」「外部リソースの積極的活用」を実現する。この目的をICT CONNECT 21は果たしてきていると思います。
ictconnect21.jp
ICT CONNECT 21会員の数についても報告がありました。「まだ期待値。これから成果を出していこうと思っている」と片岡さんはおっしゃっていました。ちなみに、為田も準会員(個人)で加入しています。いろいろな情報を得る機会をいただいています。この日の会員向けの活動報告会も、もちろんその一つです。
- アライアンス団体会員
- 本会の目的に賛同し、目的達成に協力していただける非営利団体、学術団体等
- 26法人・団体
- 特別会員
- 本会の目的を積極的に支持し、目的達成を共同で推進していただける団体及び企業等
- 15法人・団体
- 一般会員
- 本会の目的に賛同し、目的達成に協力していただける団体及び企業等
- 55法人・団体
- 準会員(団体)
- 準会員(個人)
最後に、取り組んでいる事業の紹介がありました。イベントなどすべてに参加することはできませんが、Vimeoなどを通じて動画配信をしてくれているのはありがたいです。
最後に今後の方向性も示されました。
今後の方向性
- 教育の情報化における技術標準の推進
- アライアンス団体連携
- 教育委員会連携支援
- EdTech推進
- 情報発信力強化
ここまで、8回にわたってレポートをしてきましたが、実は活動報告会のなかでは1時間での情報量です。密度の濃い報告会だったと思います。また、これだけ多くのステークホールダーが関わりつつ、さらにこうした報告会やメーリングリストなどを通じての情報発信をしていることは、ICT CONNECT 21があってこそのことだと改めて認識しました。
多くの方々が言及されていたとおり、学校だけではなく、さまざまな立場・バックグラウンドを持つ企業/団体が関わることで、目的を達成することに近づいていけるのではないかと思いました。
(為田)