月刊私塾界 9月号がオフィスに届きました。興味深かった記事をいくつか。
TOP LEADER INTERVIEWで株式会社スプリックスの平石 代表取締役社長と、常石 取締役副社長のインタビューが掲載されています。平石さんが、展開している業態『RED』の特徴を2つ、(1)教科書に準拠している(2)アダプティブであること、を挙げた後に以下のように語られているのが非常に心に残りました。
ICTやAI、あるいはアプリを使ったいろんなプログラムが世の中に出てきていますが、そのほとんどが「学力を上げる」ことを目的にしているように感じます。一方で私たちの目的は「成績を上げる」こと。(略)数学を勉強して数学者にするつもりはないし、英語を勉強してネイティブのようにするつもりもない。とにかく学校の成績を上げることで生徒の人生に貢献したい。
アプリもシステムも、目的を達成するためのツールなので、「何のために使うのか」ということを明確にしておかねばならないと思っています。どのような形で、生徒の人生に貢献するのかが明確になっているのは強いな、と感じました。
挑む私学では、「香里ヌヴェール学院中学校・高等学校」が特集されています。PBL(Project Based Learning:課題解決授業)、EIE(English Immersion Education:イマージョン教育、ICT(ICT教育)の3つが柱となった、21世紀型教育にも非常に興味があります。生徒全員がタブレット端末を活用しているそうです。ICTがどのように使われているのか、授業見学に伺いたいです。
いつものとおり、僕の連載も掲載されています。よろしければお読みいただければと思います。
(為田)