教育ICTリサーチ ブログ

学校/教育をFuture Readyにするお手伝いをするために、授業(授業者+学習者)を価値の中心に置いた情報発信をしていきます。

書籍ご紹介:『AI時代を生きる子どもたちの資質・能力 新学習指導要領に対応』

 ICT CONNECT 21のEdTech推進SWGの方でもお世話になっている、赤堀侃司先生の『AI時代を生きる子どもたちの資質・能力 新学習指導要領に対応』を読んでいます。気になるところをTwitterにまとめながら読む、ひとり読書会でまとめてみました。
 「はじめに」では、「未来を生きる子どもたちに期待されるのは、資質・能力です。暗記した知識と異なり、資質・能力は、忘れることも、無くなることも、ありません」と書かれていました。この資質・能力をどう育成すべきかについてを中心にメモをしていきました。

学校で学んだことと社会で役に立つこと

 テーマとしてまずでたのは、「学校で学んだ知識が社会につながらない」ということ。学校で学んだ知識は、どう使われるべきなのかについて書かれていました。

 では、これまで学校で学ばれてきた教科の学習は、意味がないのでしょうか。そんなことはありません。教科学習とは、そもそもどんな性格をもつものなのか、ということを考える必要があると思います。

 教科を学ぶことと、総合的な学習(探求・探究)とでは、実は学ぶ内容が違うということが書かれていました。

ICTは学校をどのように変えていくのか?

 続いてのテーマは、「ICTは学校をどのように変えていくのか」についてです。

プログラミングを学ぶことの意味

 小学校でのプログラミング教育のスタートを2020年に控えて、プログラミングについて、第5章「プログラミング的思考を身に付ける」に書かれていました。

 実際に、プログラミング教育でよく行われている正多角形の作図についての事例が紹介されていました。

学校と社会をつなげるために

 最後のテーマは「学校と社会をつなげる」となっていて、そこから赤堀先生からの提言につながっていきました。

 賛成です。コンピュータ(ICT)を道具として使いこなす場を作ってあげることが必要だと思っています。

 コンピュータやプログラミングを道具として使うことで、試行錯誤が簡単にできるようになったことは、学びにおいて大きな意味を持っていると思います。文章作成、色塗り、プログラミングのデバッグ、プレゼンテーション、撮影、様々な麺で、推敲や試行錯誤が簡単になり、そうしたスキルを持っていることが、子どもたちのマインドセット、メンタリティにも大きな影響を持っていくだろうと思っています。


(為田)