2019年1月19日に、聖徳学園中学・高等学校にて、192Cafe 公開イベント #1 私立小が創る未来の学び ~競争時代から共創時代へ~を開催しました。為田は、192Cafeに事務局として参加をしています。多くの方に参加していただいたこのイベントでは、SNSでの積極的な発信を推奨しており、僕も会場からできるかぎり、Twitterにて実況をしましたので、その様子をまとめてレポートしていきたいと思います。
今回は、加藤学園暁秀初等学校 中原悟 先生による、「Programming x Learning by Making=Creativity 〜1人1台のロボットを自由に製作する小学校の授業〜」のプレゼンテーションをレポートします。
2018年4月から、2年間 ICT/コンピュータ科の6年間でどんな子どもたちを育てるかを考えた。そこで、iPadを使って動かすことができる、一人1台のロボットプログラミングにしようと決めた、と中原先生。プログラミングをして、修正する時間を授業で最大化するには、一人1台が必要。 #192Cafe
— 為田裕行 (@Hiroyuki_Tameda) 2019年1月19日
なぜロボットかと言えば、「地方私学小学校としての生き残りをかけた戦略だった」という中原先生。プログラマーから「プログラミングって楽しい!嫌いにさせないでほしい」という要望もあったそうです。試行錯誤しながら、カリキュラムを整え、環境を整えていくお話を聴くことができました。
加藤学園暁秀初等学校 ICTコンピュータ専科で、「ただ活動させるだけではだめ」ということで、年間指導計画・指導目標/評価項目(案)を作った。 #192Cafe
— 為田裕行 (@Hiroyuki_Tameda) 2019年1月19日
2018年4月、6年生へArtecRobotを40台導入。大きいし、音が出る。子どもたちは、作ったロボットを壊したくない!だから、そういうことができる場所が必要になった。 #192Cafe pic.twitter.com/9qzC0JEDyg
— 為田裕行 (@Hiroyuki_Tameda) 2019年1月19日
実際にロボットプログラミングを始めたからこその知見だと思います。「作ったロボットを壊したくない」からこそ、そのぶんたくさんのキットが必要になるということもあると思います。そうなると置き場所も大変になります。
加藤学園暁秀初等学校でのオープンプランICT・プログラミングの授業の様子は、サイトで公開されていますので、授業の様子はこちらを見ていただくといいと思います。ロボット/プログラムを作るだけ=「ただ活動させるだけではだめ」として、年間指導計画・指導目標/評価項目を作ってあるのは素晴らしいと思いました。
このオープンプランの卒業生に、義足ロボット研究者の遠藤謙さんがいらっしゃるそうです。卒業生とのコネクションをずっと維持できるのも、異動がない私立小学校ならではの点かもしれないと思いました。
www.projectdesign.jp
No.4に続きます。
blog.ict-in-education.jp
(為田)