教育ICTリサーチ ブログ

学校/教育をFuture Readyにするお手伝いをするために、授業(授業者+学習者)を価値の中心に置いた情報発信をしていきます。

授業で使えるかも:Google Earthのタイムラプス機能

 Google Earthでタイムラプス機能がリリースされました。詳しくは、Google Japan Blogの記事を見ていただければと思いますが、過去 37 年間に撮影された 2400 万枚の衛星写真によって、約 40 年分の地球の経年変化を見ることができるようになります。
japan.googleblog.com

 Google Earthへアクセスして、メニューのなかからVoyager(操舵輪のアイコン)をクリックすると出てくる、「Google Earthのタイムラプス」へアクセスします。
f:id:ict_in_education:20210419105804p:plain

 2021年4月19日現在では、「変わりゆく森林」「壊れやすい美しい自然」「エネルギーの源」「温暖化する地球」「都市の拡大」の5つのストーリーが設定されています。
f:id:ict_in_education:20210419110127p:plain

 「温暖化する地球」のストーリーでは、最初のページで、アラスカ南岸の氷河の動きを見ることができます。経年変化で見ると、氷河がどんどん後退している(=地球が温暖化している)ことがわかります。こうしたタイムラプスは個人ではなかなか作れないので、教材として非常に価値があるものだと思います。
 ページをめくっていくたびに、地球上のさまざまな場所で、「温暖化する地球」を実感できるタイムラプス映像を見ることができます。
f:id:ict_in_education:20210419110642p:plain

 ストーリーだけでなく、「おすすめの場所」のタブをクリックすると、「農業」「森林破壊」「氷河」「インフラ」「巨大都市」「目を奪われる変化」などのトピックにしたがって、世界中の場所を巡れるようにもなっています。インフラのなかにある中国の「北京首都国際空港」の発展具合、アラブ首長国連邦の「ドバイ」の発展具合はすごいです。
f:id:ict_in_education:20210419111333p:plain

 こうした新しい機能が学校で使われることによって、授業のやり方などもどんどんアップデートされていくといいな、と思います。

(為田)