教育ICTリサーチ ブログ

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教材で使えるかも:惑星系をシミュレートする「Super Planet Crash」

 NASAが2022年6月19日に公開した、惑星系シミュレーションゲーム「Super Planet Crash」をプレイしてみました。惑星の引力を考えながら、新しく惑星をクリックして作っていくゲームです。画面上をクリックした位置から惑星が中心にある恒星の周りを回り始めます。

 画面の左側で惑星のサイズを選ぶことができます。「Earth(地球)」「Ice giant(巨大氷惑星・天王星型惑星)」「Giant planet(大惑星・木星型惑星)」「Brown dwarf(褐色矮星)」「Dwarf star(矮星)」の5つのサイズの惑星を置いていくことができます。
 惑星の外側に引かれた白い円は恒星から2AU(1AUは太陽から地球までの距離)離れた位置になっていて、この白い線より外に惑星が出てしまったり、惑星同士が衝突してしまうとゲームオーバーになります。僕はほとんどすぐにゲームオーバーになってしまいました…。惑星を複数配置して、右上の「Years」が1000になればゲームクリアになるそうです。

 サイズが小さい惑星だけなら、簡単に恒星の周りを回るのですが、大きな惑星を置くと惑星が持つ引力によって軌道が大きく変わっていきます。
 このエントリーを書くために、「Ice giant」や「Giant planet」「Brown dwarf」など、どんな意味かを調べてみました。Wikipediaなどを調べつつ、どんなふうに惑星系のなかで引力が関係するのかなどをゲーム感覚で楽しむことができるのがいいなと思いました。

 New Gameを選ぶと、自分で惑星系を0からデザインする以外にも、「Jupiter Party Orbit」や「Kepler-11(はくちょう座の方向にある太陽と非常に良く似た恒星)」などを選ぶこともできます。

 ゲーム感覚で楽しみながら、惑星系を体験してみることができます。楽しいというか、ゲームがあまりにも難しくて、子どもたちから「こんなうまいことバランスよく惑星が恒星の周りを回っているのがすごい偶然すぎる…」という感想が出てきたら、授業の導入にうまく繋げられるのではないかと思います。
apod.nasa.gov

(為田)