教育ICTリサーチ ブログ

学校/教育をFuture Readyにするお手伝いをするために、授業(授業者+学習者)を価値の中心に置いた情報発信をしていきます。

淑徳小学校 淑徳アルファ カズトロジー 授業レポート No.2(2023年8月22日)

 弊社フューチャーインスティテュートは、淑徳小学校放課後クラブ 淑徳アルファで、コンピュータを使ってさまざまな活動を行う授業「カズトロジー」を行っています。2023年度に授業で取り組んだことを紹介していきたいと思います。

 2023年8月22日、3年生のクラスで夏休みの最後の授業でSphero BOLTで遊んでみました。1台しかないので人数がたくさんいるときにはできないのですが、この日は3年生の授業参加者が3人だったので、順番にiPadでプログラムを組んで自由に動かしてもらいました。夏休みは学期中よりも参加者が少ないので、「いつもとちょっと違うことを体験できる」ようにと思って内容を決めています。
 ブロックを組み合わせてプログラミングをするのは、これまでにHour of Codeなどでやったことがあるので、Sphero BOLTのプログラミングも自分たちで試行錯誤をしていきます。Sphero BOLTに特徴的な、どこが前になるのかを調整することや、LEDを光らせることなどだけ紹介して、あとは自由にやってもらいました。

 やりはじめると子どもたちはいろいろなことを試していきます。Sphero BOLTがその場で回転できることを知って、「マッサージしてよ!」と言って背中の上でぐるぐる回転させたりもしていました。学期中の授業であればみんな制服を着ているので、床に寝転がることは全然しない子たちですが、夏休みで私服だったからこそ、小さいロボットであるSphero BOLTと一緒に遊ぶことができたと思います。

 プログラミングは、こうしていろいろと思いついたことを試してみて、それをみんなで笑い合うような時間が大事だと思います。小学校3年生くらいだと、「おもしろいことをやる」にすごくモチベーションがあるので、どんどん新しい機能も試しますし、失敗してもめげずに何度もやり直します。プログラミングをする授業では、こうした場面をたくさん作りたいと僕は思っています。
 Sphero BOLTの動かし方を覚えておく必要は全然なく、「プログラミング、楽しかった!」ということだけ覚えておいてもらえればいいな、と思っています。

BOLT – Sphero Edu

 No.3に続きます。
blog.ict-in-education.jp


(為田)