2022年7月7日に西武学園文理小学校を訪問し、4年1組の国語の授業を参観させていただきました。6月に行った北海道 釧路・知床への宿泊研修をテーマにした新聞づくりの活動に、一人1台のiPadを使って取り組んでいました。iPadは情報を検索するだけでなく、ロイロノート・スクールを使って下書きもしていました。下書きが完成したら、先生に原稿を提出します。提出された原稿を先生に添削してもらい、そこから文章を直したり紙面デザインを考えたりして、紙で新聞を作成していました。
最初から紙で新聞を書くのでは、先生の添削を受けて文章を書き直すのが大変ですが、iPadで文章を直したり書き足したりするのは簡単なので、最終的なアウトプットが紙（アナログ）であっても、こうしてデジタルで文章を書くのは有効だと思います。
そのほかにも、新聞記事のなかでアンケート結果を紹介するために、ロイロノート・スクールでアンケートをとっている子もいました。クラス全体に「1番楽しかった日は、いつ？」と質問をすると、すぐに棒グラフなどに結果がまとまります。あとは、そのアンケート結果についての文章を書き進めていくことができます。
ロイロノート・スクールでの制作よりも、紙での制作の方がレイアウトデザインなどはやりやすい面もあります。iPadの画面では「アイスクリームの絵」のように入れたい内容だけを書いておき、紙の方で自分で絵を描いている子もいました。絵や写真などをどのように入れていくかなどのレイアウトデザインの仕方は、デジタルとアナログとを行ったり来たりしながら考えていくことができていました。
No.2に続きます。
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（為田）
