2023年2月8日に富士見市立針ケ谷小学校を訪問し、横田彩夏 先生が担当する4年1組の図工の授業を参観させていただきました。授業で作ったランタンのなかにLEDを入れて光らせて、お互いの作品を鑑賞する授業でした。真っ暗な環境を作るために、体育館のステージを緞帳を落として真っ暗にしていました。
自分のWindowsタブレットを使って光っているランタンを撮影して、「クラスメイトの良いところを書くカード」に感想を書いていました。感想の横に撮影した写真をすぐに入れている子もいました。「下のほうがたくさん光っている」「いい色」「セロハンをたくさん重ねていて色がきれいです」などのように、どんどん感想を書いていきます。
一度感想をまとめたら、もう一度ランタンを光らせて真っ暗にして撮影をしました。さっき撮影したランタンとは別のものを撮影していきます。2回めの撮影では、クラスメイトの書いた感想を読んだ後なので、ランタンを見るポイントが変わったり、撮影する方法が変わっている子もいたと思います。撮影と感想の入力を何サイクルか繰り返すことで、こうした成果もありそうだと感じました。
全体が見えるように少し遠目から撮影する子もいるし、近づいて大きくランタンを撮影している子もいました。何枚も写真を撮影しているなかで、「全部を撮りたい!」「目で見た方がいい」という声も聞こえました。この、「目で見た方がいい」という感想は、みんなで話し合ってみるといいトピックかもしれないと思いました。どうしてもカメラ越しに見ると「目で見ている良さが出ないな…」ということは、大人でもあることだと思います。目で見るのとカメラで撮影するのはどんなところが違うのかを考えることも、大切な学びにつながるかもしれないと思いました。
No.3に続きます。
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(為田)