2024年2月26日にシンガポール議会で行われた、国民向けの生涯職業能力開発プログラム「SkillsFuture」政策拡張に関する演説の動画がSNSで流れてきました。4分ちょっとの動画ですが、議会でこれだけの熱量で、これからの世界がどうなるかを見よう、そのために備えよう、と政策を作っているのがわかります。英語ですが、英語字幕も日本語字幕もついています。
シンガポールが今年の予算案で発表したのが、SkillsFuture政策の拡張。40歳以上の国民は自身のキャリア育成のため、4,000シンガポールドル(45万円)をもらうほか、特定のコースに入学した場合、毎月3,000ドルの訓練手当も受け取れる。補助金が必要な理由を議会で説明した動画↓。是非聞いて欲しい🇸🇬。 pic.twitter.com/ClpIEcHdK9
— sangmin.eth @ChoimiraiSchool (@gijigae) February 28, 2024
シンガポールのSkillsFuture政策のサイトはこちらです。この動画で説明されている政策などもサイトにアップされていました。
高校生や大学生はこの動画を見て、どんなことを感じるでしょうか。もちろんここで語られているスキルについて興味をもってもいいと思いますし、シンガポールの教育政策を皮切りに教育政策に興味をもって、日本の教育政策と比較をしてみてもいいと思います。
そして、先生方はこの動画を見て、どんなことを感じるでしょうか。いまの日本の学校は、こうした現状認識と日々の教育活動をどれくらい関連づけて行えているでしょうか。
若い世代にも、先生方にも、「自分たちの将来は自分たちで決められる(し、決めなければならない。そのために学校はある、教育はある)」というメッセージを伝える助けになる動画ではないかな、と思います。
(為田)