教育ICTリサーチ ブログ

学校/教育をFuture Readyにするお手伝いをするために、授業(授業者+学習者)を価値の中心に置いた情報発信をしていきます。

教材で使えるかも:テクノロジーが人を助ける事例

 X(旧Twitter)でときどき流れてくる動画を見て、「あ、これは授業で子どもたちと一緒に見てみたらどんな反応するかな…」と思うことがあります。今日は、「テクノロジーが人を助ける事例」として使えそうな2つの動画を紹介したいと思います。

手の震えを止める手袋

 1つめの動画は、イギリスで開発された、手の震えを止める手袋だそうです。検索してみたら、2021年3月のロイターの記事が出てきましたが、下の動画で見るほうがどんなテクノロジーなのかがわかりやすいと思います。

 病気のために、「いままでできたことができなくなる」という体験に向き合うのは大変だと思います。そうした「できなくなる」ことを、テクノロジーで減らしていく、という発明です。

仕事をできなくなったシェフを助けるモバイルシート

 シェフのピーター・ラマーさんが大きな事故に見舞われ、リハビリ後には医者に引退を勧められたそうですが、友人と一緒に復帰するためにどうするかを考え、モバイルシート「スタンディング・オベーション」を作ったそうです。結果、シェフを続けているようです。

 プロジェクトのサイトもありました。
www.standingovation.at

こういう事例を教室でたくさん伝えたい

 こうした身近な困ったことをテクノロジーが解決している例を、たくさん教室で子どもたちに紹介していきたいと思っています。
 サイボーグのように大掛かりでなくても、手袋とかレールとかを使うことで身体が動くようになることもあります。
 「身体が動かせなくなる」ということは高齢社会を迎えている日本にとっては大きな問題になるので、こうしたところにテクノロジーがどう貢献しているのかを知ってもらうことは重要だと思います。

(為田)