2019年8月2日に、福生市立福生第七小学校で公開EdTech研修会が開催されました。福生第七小学校では、2019年度の校内研究主題を「EdTech(教育×IT)を活用して、21世紀を生き抜く確かな学力を育む」として、研究授業を重ねてきています。
模擬授業:英語(高学年) コミュニケーション w/Clips
為田が担当した、英語の模擬授業では、Clipsというアプリを使って、簡単な自己紹介動画を作りました。Clipsの動画撮影はボタンを押すだけなので非常に簡単です。今回の模擬授業では、Clipsで動画を撮影しながら、iPadの音声認識機能を使って字幕をつけてもらいました。
音声認識機能を使って字幕をつけるためには、iPadが理解してくれる英語を話さなければなりません。「iPadがちゃんと自分の言った英語を聞き取ってくれた!」というのは、子どもたちにとって、超えるべきおもしろい課題となると思います。
英語の授業で、会話の練習をしても、一人ひとりの発音をチェックすることはなかなかできません。であれば、そこを一人1台のiPadで評価してもらうようにしよう、というのがこの模擬授業での提案です。
こうすることで、先生が「ちょっと発音、もう1回してみようか」と促さなければならない状況もなくなります。先生の仕事は、子どもたちのモチベーションを保ちつつ、「iPadがきちんと聞いてくれるように、もう1回見本を聴いて、言い直してみよう!」と励ますことに変わると思います。
最後に、撮影した動画をみんなで見てみました。正確な英語になっていなくても、「伝えたい」という意識を感じることができる作品ができあがりました。
No.6に続きます。
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(為田)