教育ICTリサーチ ブログ

学校/教育をFuture Readyにするお手伝いをするために、授業(授業者+学習者)を価値の中心に置いた情報発信をしていきます。

淑徳小学校 淑徳アルファ カズトロジー 授業レポート No.4(2024年5月28日)

 弊社フューチャーインスティテュートは淑徳小学校放課後クラブ「淑徳アルファ」内で、コンピュータを使ってさまざまな活動を行う授業「カズトロジー」を実施しています。2024年度の4月から5月にかけて3年生のクラスで「ショートショートを書こう」と題して、お話を考える授業をやってみました。この授業は、ショートショート作家である田丸雅智さんの『たった40分で誰でも必ず小説が書ける超ショートショート講座』で紹介されていたワークショップを実践してみたものです。

 今回は、「ショートショートを書こう」の最終回である6回目の授業を紹介します。ギリギリまで作品を書き続けている子が多くいるなか、「できた!」という子もいます。全6回をかけて作品を作ってきましたが、授業の回数が進むにつれて進み具合がバラバラになってきてしまいます。

 そこで、作品を完成させた人は、自分の作品にかける帯を作ってもらいました。僕が実際に帯がかかっている本を見せて、本にかける帯のイメージをもってもらいました。
 「スクールタクトのページの3分の1くらいの高さで帯を作って、本を開いてみたくなるような言葉を書くといいね」と言って帯づくりをスタートしました。

 本屋さんで帯を見たことがある子も多く、いろんな帯のアイデアが出てきて楽しかったです。

 生成AIを含めてデジタルでショートショートを制作してきましたが、最後に完成したショートショートを印刷すると、子どもたちはうれしそうです。今回の授業では製本して帯をかけるところまでは教室ではできなかったのですが、印刷した作品を持って帰って、本の形にしてみてほしいと思いました。

(為田)