教育ICTリサーチ ブログ

ICTを教育にどう活用できるか、現場目線でリサーチします。

「I JUST SUED THE SCHOOL SYSTEM !!!」を見て、学校に関わる人が増えてほしい

 Prince Eaの動画「I JUST SUED THE SCHOOL SYSTEM !!!」を改めて見る機会がありました。「学校制度を訴えてやった」という感じです。
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 金魚がいかに上手に木に登れるか、というような評価をして、自信を失わせてしまうのはバカげている、という話。学校はロボットを作っている、という話。学校は将来のためのものか、過去のためのものか。いろいろなポイントが出てきます。
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 個人的には今の学校制度のすべてがダメだとは思いません。だから、訴えたいとは思っていません(笑)一気に学校制度のすべてを変えたりする方が、社会的混乱の方が大きいと思っています。
 ただ、選択式のテストでいろいろなものが評価されたり、というのは古いとは思う。でも、そうしたテストは徐々に減ってきつつはあると思います。大学受験は変わります。高大接続システムなので、大学受験が変わることで高校も変わります。そのときに、より多様な学校制度が存在すればいいと思います。多様なカリキュラム、多様な学び方、多様な教え方、多様な出席の仕方、多様な評価の仕方…そうしたことが認められればいいと思います。

 今までの形とは違う学校制度がもっともっと生まれてくればいいと思います。今までの形とは違う学校制度は、きっとすぐに保護者に認知され、評価されるということはないと思います。やはり大学受験もあるし、新しい学校制度を選ぶことがチャレンジにはなってしまうからです

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 こうした動画が作られて、多くの人に見られるということも、テクノロジーが発達して社会が変わったからこそ実現したものです。でも、この動画を見て、「学校、ダメ。」というところで立ち止まるのではなく、学校が変わるべきところと変わるべきでないところと、自分で評価をして学校に関わっていってほしいと思います。
 例えば、授業参観へ行く、行事などの際には先生と話をする、先生方にリスペクトを持って「何かを変えようとしている」ことについて対話する。学校の方も、保護者が参加できるような日程で行事を設定するなど、できることはあると思います。

 少しずつ変えていくには、学校内部だけではおそらく力は足りなくて、保護者や地域や協力してくれそうな企業などを巻き込んで、学校が変わっていくのがいいと思っています。実際、そうした動きを見せている学校もたくさんあります。
 持続的に学校を変えていくために、学校に“リスペクトを持って”関わる人が増えていけばいいと思います。

 この動画を見て、そんなことを思いました。学校も、保護者も、地域も、企業も、できることは何かをお互いへのリスペクトを持って考えて、行動していきましょう。

(為田)