教育ICTリサーチ ブログ

学校/教育をFuture Readyにするお手伝いをするために、授業(授業者+学習者)を価値の中心に置いた情報発信をしていきます。

戸田市立戸田東小学校 授業レポート No.1(2022年9月8日)

2022年9月8日に戸田市立戸田東小学校を訪問し、山下佳菜 先生が担当する4年1組の国語の授業を参観させていただきました。 授業の最初に、ホワイトボードに漢字のフラッシュカードを投映して、みんなで漢字を読んでいきます。ホワイトボードに大きく映すこと…

書籍ご紹介:『教育委員会が本気出したらスゴかった。」

大変遅ればせながら、ようやく佐藤明彦『教育委員会が本気出したらスゴかった。 』を読みました。熊本市の教育委員会と学校で、2020年2月末から6月くらいまでの一斉休校の間(というか、その少し前から準備や判断は始まっていたわけですが)どのような施策が…

教材として使えるかも:土地の利用法がほぼリアルタイムでわかり、変化も見られる「Dynamic World」

Googleが公開している「Dynamic World」は、土地の利用法がわかるサイトです。 サイトにアクセスして、「EXPLORER THE DATA」をクリックすると地図が表示されるので、検索ボックスにデータを見たい場所を入力します。 画面左側に凡例があり、「Water(水)」…

西武学園文理小学校 授業レポート まとめ(2022年7月7日)

2022年7月7日に西武学園文理小学校を訪問し、一人1台のiPadを活用した国語と算数の授業を参観させていただきました。 国語では宿泊研修をテーマにした新聞づくりの活動、算数ではテストの感想まとめとグラフ作成の活動をレポートしました。blog.ict-in-educa…

タッチタイピングの練習では、指使いの基本をしっかり伝える方がいいと思う

小学校と中学校で一人1台の情報端末が配備されて、授業でも使われる場面が増えてきています。小学校でも子どもたちがタッチタイピングで文字入力をしているところをよく見るようになりました(ローマ字をまだ習っていない、1年生や2年生でも!)。 休み時間…

書籍ご紹介:『問いかけの作法 チームの魅力と才能を引き出す技術』

安斎勇樹 先生の『問いかけの作法 チームの魅力と才能を引き出す技術』を読みました。安斎先生は、株式会社MIMIGURI代表取締役Co-CEOであり、東京大学大学院 情報学環 特任助教です。MIMIGURIさんの仕事は、研究と実践をぐるぐるとスパイラルしていてすごい…

【メディア掲載】月刊私塾界 2022年9月号

月刊私塾界9月号が発刊されました。今月の特集1「幼児教育考」、非常に興味深かったです。子どもたちの変化として、語彙力の低下と言語能力の低下というコメントがあり、その背景のひとつとして、親子の間にスマホが入ってきたことも関係あるのではないか、…

令和3年度 学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果

文部科学省のサイトで、令和3年度 学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果が公表されました。毎年注目してきていましたが、昨年度の調査結果で劇的に数字が変化し、それをうけて今回はどうなったのかな、というのを見ています。 以下の3つのデー…

コンピュータを使った授業では、Undoを使えるようになってほしい

コンピュータを使った授業を自分でするときに、いちばん子どもたちに使えるようになってほしい機能は、「Undo(取り消し)」です。 絵を描くアプリケーションの説明をするときには、意図的にUndo機能を使う場面を作って見せて、「やってみて、“あ、違うな”と…

書籍ご紹介:『コンヴィヴィアリティのための道具』

この夏もたくさんの学校で研修講師をさせていただきました。学校でのICT活用について研修するときには、緒方壽人さんの著書『コンヴィヴィアル・テクノロジー』で紹介されていた、イヴァン・イリイチの「道具にある2つの分水嶺」の話をしています。ICTを活用…