12月26日に、東京大学福武ホールにて、Ludix Lab公開研究会 愛和小学校 × Ludix Lab「i和design冬期講習会」@東京大学を開催しました。
校長講話に続く2時間めには、設楽先生が「小学校でプログラミング!」ということで、愛和小学校でのプログラミング教育の実践報告をしてくれました。プログラミングの基本の基本から、簡単に説明してくれました。
そして、Scratch Jr.をやってみました。設楽先生は、iPadでロイロノートを操作しながら説明をしていきます。画面全体をモニターに表示して説明をします。
ところどころ大事なところは、ピンチアウトすることで、画面を拡大表示して説明します。実は、この操作は非常に有効だと思います。「画面の左下のところに矢印があるでしょう?」と説明をしながら、画面左下にしっかり着目させるのは、言葉だけではなかなか難しいですが、そこを簡単にズームして拡大して見せることができるのです。
こうした説明方法ですることで、どこに注目すべきかがよくわかり、初めてScratch Jr.に触れる参加者も簡単に取り組むことができていました。
LEGO Mindstorm EV3は、2人に1台ずつ配られ、それぞれのペアでプログラムに取り組みました。
こちらも、画面を見せて簡単なプログラミングの方法だけを伝えます。注意すべき部分なども最小限の説明で、とにかく実際にやってもらうまでの時間を短くする、というのが、子ども相手に実践しているノウハウかな、と思いました。子どもも大人もLEGOを前にすると同じだと思うのですが、とにかく触ってみたいので、まずはやらせてみることが大事だと思います。細かい注意点や、Tipsなどはその後に伝えるほうが、「先生、すごーい!」と言ってもらえるような気がしますね。
教室の床にコースを4つ作ってあり、テープに沿ってEV3を動かすワークショップをしました。ペアで考えます。また、タイヤを何回転させればいいかというのは、タイヤの直径を測れば円周を導くことができますので、メジャーも愛和小学校から持ってきていただき、参加者に「メジャーもありますよ!」と設楽先生が伝えていました。
こうすることで、円周を計算することは、ただ知識として身につけるだけでなく、こういうときに使うのか、と実感として、子どもたちの中に残りますね。
僕は実はこのEV3のワークショップが大好きです。iPad上だけで完結せず、実際にうまくいったかどうかが、「みんなで」見られるのがいいな、と思っています。また、うまくいかなかったときの「あーー!」っていう崩れ落ちる感じとかをみんなで共有できるのも好きです。逆に、うまくいったときのみんなで称える感じも好きです。
BB-8も最後にみんなでやってみました。松田先生自ら、楽しそうに教える。こういう姿勢を見せることが、いちばん学習者に火をつけると思いますね。
#4へ続く。
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(為田)