東北大学大学院の堀田龍也 先生と東京大学大学院の山内祐平 先生 編著の『クラウドで育てる次世代型情報活用能力』を読みました。
全部で5つのパートがあり、すべて鼎談・座談会・対談の形式になっています。
PART 2では、先日紹介した『GIGAスクール はじめて日記 Chromebookと子どもと先生の4カ月』と補完する内容だと思います。実際に公立小学校でChromebookを使って見るときに、どんな基本的操作が必要なのかということが書かれています。
PART 3 では、教員研修・教員養成においてどういうことがポイントになるのかが紹介されています。「まずは体験してみること」という事例が書かれています。先生が体験してみて、児童生徒がどんなふうにデジタルを活用して変わっていくのか、ということを実感することが何より大事だと思います。
PART 4とPART 5では、Ludix Lab*1のフェロー仲間である、東京大学大学院の池尻良平 先生が学校で実践された、プロジェクト学習とプログラミング教育の事例を読むことができます。
次世代の情報活用能力について、さまざまな視点から考える機会になる本だと思います。
(為田)
*1:Ludix Labは、ゲームと学習に関する研究・開発・実践を支える学術的な研究基盤としての役割を担い、この分野の研究者、開発者、実践者のコミュニティ形成を支援するための活動を行っているグループで、為田がフェローとして参加しています。最近はみんな忙しくて、ソロ活動が多めです。