2017年11月24日に、千葉県立袖ヶ浦高校 情報コミュニケーション科の平成29年度課題研究発表会に参加してきました。情報コミュニケーション科の科長である永野直 先生が目標として定める「社会で創造的に課題を解決する」ことへのステップ=課題研究発表会から、今回は2年生のゲーム発表会の様子をレポートします。
40人の2年生のゲーム発表会の会場は、第一コンピュータ室でした。教室の中にある40台のPCで、生徒たちがScratchで作ったゲームが遊べるようになっていました。生徒同士でゲームをプレイし合っているところも多く、楽しそうな雰囲気でした。
ルールの説明がPCの前に置いてあり、どんなふうに遊べばいいのかがわかるようになっていました。生徒同士でプレイし合うだけでなく、参加者や1年生たちにもプレイしてもらっていました。
実際に、どんなふうにプログラムを組み立てたのか、ということについて、その場で説明している生徒もいました。2年生がしている「ゲームを作る」ということと、3年生がしている「社会課題を解決する」ということは、一見すると“ICTを使っている”という共通性しか見えないかもしれませんが、実は“問題を発見/設定し、自分の考えを他者に見える形で表現し,解決していこうとする”というプロセスが同じなのだと思います。
3年生になってからの課題研究発表に向けて、一人ずつが自分の作りたいゲームを設計し、その実現のために創意工夫をし、うまくいかなかったところを試行錯誤しながら修正していく、というプロセスを経験することが、来年度取り組む課題研究発表へとつながっているのだと思います。
No.4に続きます。
blog.ict-in-education.jp
(為田)