2019年10月4日に、工学院大学附属中学校・高等学校の図書館を訪問し、有山裕美子 先生にお話を伺いました。
工学院大学附属中学校・高等学校の図書館にあるファブスペースでは、小学生向けのワークショップ「3Dプリンター体験講座」も行っています。ワークショップでは、高校生がチューター役を務めます。ワークショップで配布するハンドアウトでは、「3Dプリンターって何?」「どんなソフト(アプリ)を使うの?」という初歩の情報から、Adobe IllustratorとAutodesk Fusion 360を使ってのオリジナルキーホルダー作りの丁寧な手順説明などが書かれています。
小学生たちにとって、高校生が教えてくれるワークショップというのは、「教わる」というだけでなくて、「一緒に作る」という感覚もあって、楽しいのではないかなと思いました。そして、ワークショップに参加した小学生が、「こうして自分でいろいろ作れる場所が学校にあるんだ」ということを実感して、憧れるような場であることは大切だと思います。
小学校ではプログラミングの授業がいよいよ2020年からスタートしますが、プログラミングを身につけるときの大きなベースになる「ものづくりの楽しさ」「自分で問題解決できる楽しさ」を、ファブスペースはたくさん用意することができると思います。
(為田)