教育ICTリサーチ ブログ

学校/教育をFuture Readyにするお手伝いをするために、授業(授業者+学習者)を価値の中心に置いた情報発信をしていきます。

2019年ふりかえり

 いよいよ2019年も終わりということで、ふりかえりをしたいと思います。2019年の教育ICTリサーチブログは、このエントリーで375本目です。だいたい1日1本のエントリーを書くことができました。個人的に印象に残ったエントリーを3つふりかえりたいと思います。

東京大学大学院情報学環長・教授の越塚登 先生が教えてくれた「なぜコンピューテーショナルシンキングを学ばなければならないか?」

 2019年10月27日に開催された、東京大学本郷キャンパス ダイワユビキタス学術研究館で、アジア規模でプログラミング教育のビジョンを考えるカンファレンス「Computer Science World in Asia 2019」。そこで聴いた、東京大学大学院情報学環長・教授の越塚登 先生による基調講演「What to Learn from Computer Science 計算機科学から学ぶこと」が本当に素晴らしかったです。
 越塚先生の基調講演では、「なぜコンピューテーショナルシンキングを学ばなければならないか?」を明確に5つの理由として挙げているものでした。これを聴くと、コーディングって必要じゃないか、と思うのです。自分自身の考え方を大きく変えてくれた講演でした。
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「フューチャーインスティテュート、 NTTドコモ東北支社の教育分野での活動を支援」とプレスリリース

 2019年7月4日に、弊社フューチャーインスティテュートより、プレスリリースを配信しました。NTTドコモ東北支社が行っている教育分野での活動を、授業づくりや授業サポートなどの面で支援するための契約を結びました。
 夏には、東北各県でのドコモ教育ICTセミナーに講師として伺い、さまざまな先生方とお話をさせていただきました。学校を訪問させていただいたこともあり、現場の様子を多く見ることができたことは、自分たちの大きな財産となっていると思います。
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「教育の情報化に関する手引」(令和元年12月)が出ました

 2019年12月19日に文部科学省は「教育の情報化に関する手引」(令和元年12月)を公開しました。膨大な量なので、それをまとめて読めるものを…ということで公開したものです。たくさんの方に読んでもらい、SNSでシェアをしていただきました。
 2020年以降、教育の情報化は一人1台に向けて進んでいきます。教育の情報化は、自分たちの活動の中心にある「Help Schools Become Future Ready / 学校が“Future Readyになる”のを手伝う」「Help Education Become Future Ready / 教育が“Future Readyになる” のを手伝う」に繋がることです。2020年は、ここに向けて、活動を続けていきたいと思っています。
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2019年、ありがとうございました。2020年もよろしくお願いします。

 他にもさまざまな研修、イベント、ワークショップなどを行いました。出会うことができた先生方、子どもたち、保護者の皆様、思い出すことはたくさんあります。また、教育/学校をアップデートするために活動をしている多くの仲間たちを見つけることもできました。本当にありがとうございました。
 2020年も、どうぞよろしくお願いいたします。

(為田)