教育ICTリサーチ ブログ

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戸田市小・中学校児童生徒プレゼンテーション大会 レポート(2023年1月28日)

 2023年1月28日に、戸田市小・中学校児童生徒プレゼンテーション大会がオンラインで開催され、審査員として参加させていただきました。戸田市内の小中学校各校から1チームずつが代表として参加し、プレゼンテーションを録画したものを、5人の審査員がルーブリックに基づいて採点をしていきました。

 最後に講評コメントを審査員全員が話したのですが、僕は「ICT活用」の観点と、ルーブリックの中から「論理性」と「共感性」の項目についてのコメントを行いました。
 講評コメントを話すために手元で書いてあったメモを公開したいと思います。この大会に出場したチームのメンバーだけでなく、校内の予選でプレゼンテーションをしたすべてのチームや、授業で指導をした先生方の何か参考になればと思います。

  • ICTをツールとして使うのはとても良くできている
    • スライド、Googleフォーム×グラフ作成、Zoomでインタビュー、プログラミングで試作、Canvaでデザインなど
    • 自分たちでやりたいことを実現するために、ICTをどんどん使いましょう。
  • 論理性と共感性については、それぞれ4点満点で5人の審査員 20点満点
    • 論理性 12点
    • 共感性 12~13点
    • どちらも60%くらいの得点。テストで考えたら60点くらい。
  • 「論理」と「共感」について考えて、プレゼンテーションをより良くしましょう。
    • 論理 「たしかに」と言わせる力
      • 論理は、そもそも「問いの立て方」が大事だと思います。
      • 全体を考えられている?たくさんある問題のなかから、1個しか見ていなくない?
      • 「本当にそう?」と自分のなかで疑う視線を持ちましょう。一人で難しいかもしれない。だから、グループでたくさんの視点があることに意味がある。ちょっと違う見方をする人、ちょっと違う考え方をする人が身近にいるのはいいこと。
    • 共感 「わかるー」と言わせる力
      • メッセージを伝えることって、大変。
      • 熱意とかパッション。
  • 「論理」と「共感」、どちらも入れられるようにしよう。どちらが強いか/どちらが弱いか、は個性。

 毎年審査員をさせていただいていて、年々レベルは上がってきていると思っています。このプレゼンテーション大会は、プレゼンテーションをするひとつの機会ではありますが、それ以外のいろいろな場面で、プレゼンテーションをはじめ、「人に何かを伝える」ことを楽しむ児童生徒が増えたらいいな、と思っています。

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(為田)