2021年1月16日に、戸田市小・中学校児童生徒プレゼンテーション大会が開催されました。今年度は緊急事態宣言を受け、YouTubeライブによる完全オンライン開催となり、自宅から参加させていただきました。
今回、京都にて教科を教えない学習塾「Studioあお」等を経営し、これまで200以上のPBLをデザインしてこられた株式会社COLEYOの川村哲也さんと、戸田市 21世紀型スキル育成アドバイザーである株式会社リバネスの森安康雄 先生と株式会社情報通信研究所の平井聡一郎 先生、戸田市PBL・STEAM教育アドバイザーインテル株式会社の竹元賢治さんと共にプレゼンテーションの審査員を務めさせていただきました。
今年度のテーマは、小・中学校ともに「PBLの学習成果の発表」でした。全18校それぞれ1チームの代表チームによるプレゼンテーションをYouTubeライブで配信されたものを聴いて、戸田市教育委員会が用意してくださったルーブリックに採点していきます。例年は戸田市文化会館で紙に採点を書き込んで提出していたのですが、今回は共同編集可能なGoogleスプレッドシートに審査員全員が記入していきます。点数計算、順位集計も瞬時にできました。
今回、参加した各校はそれぞれの学校で大型ディスプレイにプレゼンテーションを表示し、その前に立ってプレゼンテーションをしている動画を撮影して事務局へ提出し、審査を受けるという形式でした。
この形ができるとなると、もしかするとそもそもプレゼンテーションの作り方が変わったり、動画の中でVチューバーが出てきたり、ということも考えられるかもしれません。より表現の幅は広がりそうです。
個人的に気になったのは、「データをどう集め、見せるか」と「データを使って論理的に主張を伝える」というところが、もう少し突き詰められているといいな、と思ったところです。ただ、これを突き詰めようと思うと、かなり時間を割いて準備をしなければなりません。学校の先生方にとっては負担増にもなるので、この部分についても審査員あるいは戸田市内の学校の先生方からなる委員会を作って、そこに中間発表を一回見せてフィードバックする機会を与えるとか、そういうことがあってもいいかもしれないな、と思いました。
こうして実際にやってみることで、またブラッシュアップする機会もできます。GIGAスクール構想によって一人1台の端末をもつことによっても、プレゼンテーションの作り方も変わってくるかもしれません。プレゼンテーション大会の形式も、どんどんアップデートしていくと思います。楽しみにしています。
(為田)