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富士見市立針ケ谷小学校 授業レポート No.5(2023年2月8日)

 2023年2月8日に富士見市立針ケ谷小学校を訪問し、椿政悦 先生が担当する2年2組の生活の授業を参観させていただきました。一人1台のiPadを使って、「自分が成長したところはどんなところか」をインタビューする準備をしていました。

 椿先生は、黄色い「何を聞く?」カードを用意してあり、子どもたちはこれをコピーしてカードを増やして、質問したいことをカード1枚に1つずつ書いていました。
 「バスケは、1年のときはどんなれんしゅうをしていましたか」「0歳から8歳までどんなことが成長した?」など聞きたいことを、文字だけでなく、絵文字なども入れながらカードに入力していました。

 「何を聞く?」カードを書くことができたら、iPadを持ち寄っていろんな人と話し合っていきます。自分が書いた「何を聞く?」カードを見せて、「この質問どうかな?」という意見をもらいます。友達から、「こんなことを聞いてみたらいいんじゃない?」という意見をもらったら、「友だちと話してみて…」カードに聞きたいことを書きます。
 こうして、友達と話してみるごとに、自分の「何を聞く?」カードに加えて、「友だちと話してみて…」カードに質問が増えていきます。

 オクリンクの画面にだんだんカードが増えてくると、情報の整理が必要になってきます。オクリンクの画面を机のように使っている子もいて、黄色いカードに書かれた質問を、まとめておいて、「ここのカードはおとうさんに聞く」「ここのカードはおかあさんに聞く」というふうに分けていました。こうして情報整理のツールとしてオクリンクを活用することができると、他の教科での調べたことや実験の結果などの整理にも使えるようになっていくと思います。

 No.6に続きます。
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(為田)