教育ICTリサーチ ブログ

学校/教育をFuture Readyにするお手伝いをするために、授業(授業者+学習者)を価値の中心に置いた情報発信をしていきます。

授業で使えるかも:小惑星の落下による被害規模をシミュレーションできる「Asteroid Launcher」

 こないだ映画「君の名は。」を見ていて、彗星が落ちてきた描写を見て、小惑星の落下による被害規模をシミュレーションできるサイト「Asteroid Launcher」のことを思い出しました。

 サイトにアクセスして、地図上をクリックすると、「IMPACT POINT」を設定できます。土地勘がある場所の地図を見た方がわかりやすいので、絶対に落ちてほしくないけれど、横浜のみなとみらいを渋々選んでみます。

 画面右側で、落とす小惑星の材質、直径、スピード、衝突角度をパラメーターとして設定することができます。
 とりあえず、直径100mの岩石質の小惑星(Stone Asteroid)が、秒速10kmで45度の角度で衝突するケースをシミュレーションしてみます。パラメーターを設定して、画面右側の「LAUNCH ASTEROID」をクリックすると、小惑星が地図上に衝突します。

 結果は、136メートルのクレーターができる、と表示されました。地図上にもクレーターが表示されます。その下には、想定される被害が列記されます。犠牲となる人数や、起こる津波の規模なども表示されます。

 小惑星の大きさとスピードのパラメーターを大きくすると、被害はどんどん大きくなります。

 映画「君の名は。」の原作小説のなかでは、原作小説で「彗星の核が砕け、氷で覆われた内部には直径40メートルの岩塊が潜んでいた」という記述があるようです。直径40メートルでやってみたら、空中で爆発してクレーターはできませんでした。速度や衝突角度は適当なので、クレーターができなかったのかもしれません。そんなことを試してみるのもおもしろいかな、と思いました。

 こうしたシミュレーションから、宇宙や地学、災害などに興味をもつこともあるかもしれません。

neal.fun

(為田)