教育ICTリサーチ ブログ

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JAPET&CEC成果発表会 基調講演「教育の情報化政策」(総務省情報流通行政局 情報通信利用促進課課長 岸本哲哉 氏)

 引き続き、JAPET&CEC成果発表会。午後、基調講演を聞きました。総務省情報流通行政局 情報通信利用促進課課長 岸本哲哉 氏。「教育の情報化政策」でした。こちらも、会場でアップしたTwitterのメモをベースに起こします。
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 これが出典元かな?「平成25年度 全国学力・学習状況調査(きめ細かい調査)の結果を活用した学力に影響を与える要因分析に関する調査研究」(PDF)。249ページもありますが…。むむむ(笑)講演の中で触れられていたポイントは、以下のような点でした。

 つまり、ICTの活用が、社会経済的背景(SES)に対して効果を持つのではないか、ということか。ここで相関があると言われている項目に書かれていた、標準化係数βで、0.25とか0.18とかって、どれくらいの値なのだろう…。教えて!統計できる人!(笑)
(追記:ここの部分、最初は係数βが「2.5とか1.8とか…」と書いていたのですが、係数βは原典にあたってみると、この数字なのではないか?というコメントをいただきましたので、書き直しました。株式会社forEstの後藤さん、ご指摘ありがとうございました。 2015/3/7 AM7:06)

 これ、相関がいったいどれくらいあるのか、見てみたいなあと思いました。情報教育、ICT活用に関する取り組みは、単純に予算額や配備されているPC台数など以外に、何か数値ってあるのかなあ、と思いました。
 まあ、相関があるかどうか、というのも大事だけども、そもそも「その相関が狙ったものなのか」の方が知りたいな、と思いますが…。

 感想としては、こうして全国学力・学習状況調査とICTとかを関連させて語るのが、非常におもしろそうだなあ、と思いました。いろいろ数字をいじってみたいな、と。今後の自分の宿題にしようと思います。