教育ICTリサーチ ブログ

学校/教育をFuture Readyにするお手伝いをするために、授業(授業者+学習者)を価値の中心に置いた情報発信をしていきます。

MysterySkypeで国際交流の授業

 Skypeは自分の教室で授業で使ったこともあるし、打ち合わせなどで非常によく使うアプリケーションです。が、いつもはなかなかサイトを見に行かないので、いままで気づかなかった。
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 教室でKypeを使う、「#MysterySkype」なる試みをやっているのですね。
https://education.skype.com/mysteryskypeeducation.skype.com

 サイトにアクセスすると、以下のメッセージが表示されます。

The global guessing game that gets kids learning with Skype. Sign up to join our new Mystery Skype community.

 YouTubeでも紹介動画を見ることができます。
www.youtube.com

 タイトルのすぐ下の、「Get the Mystery Skype resource notebook >」のリンクは、現在日本では利用できないようです。どんなリソースノートブックなのか、気になるなあ…。


 サイトでは、「Find a MysterySkype now」のタブをクリックすることで、授業を共にする先生の教室を選ぶことができるようです。検索のキーとなるのは、「新しい順/古い順」「国」「対象児童生徒の年齢グループ」の3つです。
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 「Learn how it works」のタブをクリックすると、まずは「共に学ぶクラスを選ぶ」「時間を決める」「授業の様子をシェアする」という3段階を手順として推奨しています。
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 実際に授業の様子がシェアされている、Twitterハッシュタグ#MysterySkype」を検索してみると、教室の様子をたくさん見ることができます。楽しそうです。


 先生方の助けになるように、「3つの授業の仕方」が提案されています。

  1. 20の質問
    • 20の質問と10のヒントを用意しておいて、お互いの学校の場所を当てるアクティビティをする
    • アカウントからLocation情報は消しておきましょう
  2. Yes or Noで答える
    • やや応用編
    • YesとNoで答える質問だけしかできないようにクラスに伝える
    • 質問の数を制限してもよい
  3. クラス内で役割を設定する
    • 「挨拶をする人」「質問を管理する人」「地図を調べる人」「写真を撮影する人」などのように役割を設定する。

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 相手方の先生と、この3つの授業の仕方にしたがって授業の準備をすると、共通ルールで授業ができて、最初の1回としてはいいのではないかな、と思いました。こうした最初のステップを用意しておくのは非常に大切ですね。
 最後に紹介されていてる、「クラス内で役割を設定する」というのは、以下のブログで見ることができます。こうしてどんどん教室がつながっていくのですね。
pernillesripp.com


 最小限の表現を練習して、どんどんSkypeで海外の教室と繋がって、笑顔で一緒に楽しむ、ということは、国際感覚を養ってくれるものだと思います。
 日本でも取り組んでいらっしゃる学校はあるようなので、ぜひ一度、拝見したいな、と思いました。

(為田)