日経パソコンの「教育とICT Online」で、全国市区町村 公立学校情報化ランキング2015が発表されました。
ランキングの評価項目は2つで、「インフラ整備」と「教員指導力」です。
ランキングでは、大きく2つの評価項目を用意した。一つは機器などの整備状況を示す「インフラ整備」。児童・生徒用パソコンの導入率(1人に1台に対する達成度)や、電子黒板の導入率(1学年2台に対する達成度)、公務支援システムの導入率などを評価した。
もう1つは、教員のICTの授業への活用力や情報モラルの指導力などを示す「教員指導力」である。ICTの活用力を問う18問の設問に対して「わりにできる」「ややできる」と答えた教員の割合を基に算出している。「2014年度中にICT活用指導力の研修を受けた教員の割合」も加味している。
ランキングを見ると、上位は佐賀県勢がずらりです。このランキングだけだと、わからないので実際に訪問したことのある公立学校があるいくつかの自治体がどのくらいの順位なのかな、と見てみたいと思います。
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- 神奈川県横浜市
- 小学校 573位、中学校 826位
- まずは、いま住んでいる横浜市。授業参観などに行っても、あまり実物投影機なども使っていない印象です。大型テレビに写真を映してくれたりはありますが。
- 奈良県奈良市
- 茨城県古河市
- 佐賀県武雄市
- 小学校 2位、中学校 2位
- 武雄市は、代田先生が校長先生をされている武内小学校で公開授業に参加しました。台数が多いですし、強力なリーダーシップのもと、いろいろなものを進めたのが大きいでしょうね。
- 静岡県菊川市
- 東京都福生市
- 小学校 1538位、中学校 1490位
- いくつかの学校で授業をサポートさせていただいています。実物投影機+大型テレビでいろいろな実践をされていました。
- 端末の台数はまだそんなに多くないと思われます。
- 京都府京都市
- 小学校 102位、中学校 199位
- 小学校の授業を1回、見学させていただきました。児童が集めた落ち葉などを写真で撮影して、デジタル教材として提示していました。
…正直、これで見てもあまりよくわかりません。それぞれの自治体で、すべての学校を見ているわけではないですし、学校の中でも全学年の授業を見ているわけではありませんので。
ランキングはランキングとしてとっかかりとして見つつ、実際に教室へ足を運んで授業を見ていく、というスタンスで実感値を持っていくのが大切だと思いを新たにしました。
(為田)