教育ICTリサーチ ブログ

学校/教育をFuture Readyにするお手伝いをするために、授業(授業者+学習者)を価値の中心に置いた情報発信をしていきます。

授業で使えるかも?: 「The True Size Of ...」

 Facebookでまわってきた、地図と全然違う!各国の「本当の大きさ」を比較できるサイトが話題。日本でかっ! | BUZZmagがとてもおもしろいです。さっそく、「The True Size Of…」にアクセスしてみます。
thetruesize.com

 アクセスしてみると、見慣れた世界地図が表示されます。メルカトル図法です。メルカトル図法は、赤道から離れるほど、大きく見えるような図法です。
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 左上の検索ボックスに国の名前を入力すると、その国の国土をドラッグして動かすことができるようになります。まずは引用元の記事で行われていたように、日本をヨーロッパの上に重ねてみます。ドイツのところに北海道を置くと、九州はスペインのあたりまで行きます。こうして見ると、ローマ帝国の最大版図と戦国時代の天下統一と、スケール感が思っていたほど差がないように思えます。こうした狭い地域に、たくさんの国があるからこそのヨーロッパ史だなあ、と思いを新たにすることもできるように思います。
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 ロシアを選んでみると、メルカトル図法上では大きいのですが、ドラッグして赤道の方に移動させてみるとぐぐっと小さくなっていきます。こうしてリアルタイムで見られると、メルカトル図法の説明のときに聞いた「図が歪む」という説明が非常に納得いくのではないでしょうか。
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 選んだ国は、左クリックすると国土の形が消えます。2つの国、3つの国、と重ねるのを大きくしてもいいと思います。また、左下のコンパスをドラッグすると、国土の向きを変えることもできるので、先生のしたい説明に合わせて角度を変えたりということもできます。
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(為田)