スタンフォード大学のサイトで、日本の明治時代の地形図が見られる、という記事がFacebookでまわってきました。
fundo.jp
さっそくアクセスしてみます。1:50000の地形図です。こちらにまずアクセスしてみましょう(トップページ的なものが見当たらなかったので…)
日本全国が小さなグリッドに区切られています。色がついているところは、アクセスすることができる地図です。
調べたい地域を拡大していきます。
地図を見たい、色のついたグリッドをシングルクリックすると、吹き出しが出るので、「詳細」と書かれたリンクをクリックします。
すると、地図が表示されます。地図の下には詳細が書かれています。最近仕事で行くことが多い神田・御茶ノ水界隈を見てみると、谷田部町と書かれていて、明治21年と書かれています。地図作成者のクレジットには、国土地理院、陸地測量部、陸軍参謀本部、地理調査所などの名前が入っています。
明治21年は「東京市」。神田は「神田区」なのですね。鉄道が交わっているのは、山手線と総武線でしょうか。
調べてみると、山手線は1885年(明治18年)3月1日、品川駅 - 赤羽駅間(現在の山手線品川駅 - 池袋駅間と赤羽線池袋駅 - 赤羽駅間)が開業となっているので、これは山手線なのかな。
鉄道以外には、ほとんど何を照らし合わせたらいいのかがわかりません…。おもしろいとっかかりがたくさんありそうにも思いますけど。
こうした古地図に簡単にアクセスできるのも、ICTによる利点ですね。学校でこんな古地図を用意するのは無理だし、そもそもあまり意味もなさそうなので。デジタルでちょっと見せすることで、議論のとっかかりにするなどの利用がいいのではないかと思いました。
(為田)