The New York Timesで、「Apple’s Devices Lose Luster in American Classrooms」という記事が、3月2日付で出ていました。2013年には学校向けに出荷されているモバイル端末のうち、50%以上をApple製品が占めていたのが、そのシェアが下がってきていて、トップはGoogleのChromebookに奪われ、また、Windows製品の下に順位が下がってしまった、という記事です。
価格面ももちろんですが、Chromebookを選ぶのは、やはり物理キーボードがあって、思考を出力するスピードを上げたい、ということではないかな、と思います。この点で、iPadは弱いように思います。記事中にもそうした記述があります。
Then there is the keyboard issue. While school administrators generally like the iPad’s touch screens for younger elementary school students, some said older students often needed laptops with built-in physical keyboards for writing and taking state assessment tests.
iPadはビューアー=学習者へのインプット機器として活用し、ChromebookやWindowsはプロセッサー=学習者からのアウトプット機器として活用してほしいと、個人的には思います。
このデータ、小学校と中学校とで混ざってしまっているのですが、小学校と中学校でiPad(iOS)とChromebookを比べたら、小学校ではこんなに劇的に数字が離れていないのではないかな、と思います。
G Suite for Educationの組み合わせは、和光の小池先生の授業で少しだけ見ましたが、とても便利だと思うのです。
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これを、Chromebookを使って安く端末を整備できるのであれば、学校にとって大きな選択肢になると思います。タッチパネルになるChromebookも出てき始めましたので、1台もって、使ってみようかなと思います。(こないだ、ビジネスミーティングの場で、Chromebookで議事録をとっている方を見ました。社外の打ち合わせでも、WiFiさえ持っていれば、問題ないのでしょうね)
(為田)