教育ICTリサーチ ブログ

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荻上チキ・Session-22「世界最大級の知の殿堂<ニューヨーク公共図書館>。図書館の概念を超えた、その実像に迫る」(2019年4月9日)

 TBSラジオの「荻上チキ・Session-22」という番組が好きで、ずっとラジオクラウドでチェックをしています。興味があるテーマが出てくると、それを聴いて勉強する、という感じになっています。さて、その「荻上チキ・Session-22」の2019年4月9日のテーマが、「世界最大級の知の殿堂<ニューヨーク公共図書館>。図書館の概念を超えた、その実像に迫る」でした。
 サイトの方で、特集全体を聴くことができます。
www.tbsradio.jp

 ニューヨーク公共図書館は、本を貸し出すだけでなく、情報と人、人と人、インターネットと実世界を結びつける役割を果たしている図書館だということを知りました。図書館とはどういった形になりえるのかということを考える良い機会になりました。
 ニューヨーク公共図書館が、ただ本を貸し出すだけではないのだということを知りました。例えば、WiFiルーターを近隣の世帯(1万世帯以上!)に貸し出すサービスをしているらしいです。それ以外にも、就職活動のときにスーツを貸したりもするらしいです。「デジタルダークネスを救う」という言葉が出てきていますが、情報をみんなに持たせる、ということを社会として明確に目的として持っているのだということを感じます。
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 ゲストに、アメリカ在住のジャーナリスト 菅谷明子さんが出演されています。途中、いまのアメリカの学校でのオンラインでの学校教育がどのような感じであるのか、例として宿題の提出、エッセイのピアレビューなどを挙げながら説明をしています。「ガスや水道のように、コンピュータを使っている(=インフラである)。PCがないならば、図書館に行って使いなさい」ということが言える、というふうになっているそうです。
 菅谷さんの著書も、非常に参考になりそうです。チェックしてみたいと思います。

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 このテーマは、2019年5月18日に岩波ホールで公開される映画『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』との関連で選ばれたようです。この映画もぜひ見てみたいと思いました。
www.youtube.com

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 このラジオ番組「荻上チキ・Session-22」は、いろいろなテーマを扱ってくれるので、非常に勉強になります。2018年7月に発売された『日本の大問題―残酷な日本の未来を変える22の方法』も非常におもしろかったです。ラジオ番組と合わせて読むと非常に勉強になると思います。

(為田)