教育ICTリサーチ ブログ

学校/教育をFuture Readyにするお手伝いをするために、授業(授業者+学習者)を価値の中心に置いた情報発信をしていきます。

書籍ご紹介:『ブルーピリオド』のなかの先生方の言葉がすばらしい

 山口つばさ『ブルーピリオド』という漫画が大好きです。高校生・矢口八虎が高校2年生のときに美術の世界へ進むことを決め、東京藝術大学を受験し、美術の道を突き進んでいくという漫画です。僕はまったく絵心がありませんが、それでも十分楽しむことができました。
 なかでも、主人公に関わる学校の美術部の佐伯先生と予備校の大葉先生の、導いていく言葉がとてもよくて何度も何度も読み返してしまいます。先生の言葉は、とても大きな力になってくれることもあります。先生がくれるスキルが武器になってくれることもあります。一緒に学ぶ人がいる、一緒に頑張る人がいることの大事さも感じられるし、逆に一人でやるしかない部分もあるというのも強烈に思います。
 そしてもちろん、これは「絵」や「受験」に限った話ではなくて、人生のいろいろな場面で同じことが言えるのだと思います。だからこそ、絵心ゼロな僕でも楽しめているのだと思います。「学校」とか「先生」の役割について考えさせられます。

 この漫画を読み始めた理由は、中1の息子とその友達が好きでよく聴いているYOASOBIの「群青」が、ブルーピリオドとブルボンのお菓子アルフォートのコラボで作られたことを知って聞いたからでした。

【公式】ブルボン アルフォート×YOASOBI Special Movie 『群青』 inspired by ブルーピリオド

 歌詞のなかにある、「好きなものを好きだと言う 怖くて仕方ないけど」というところがすごく好きです。『ブルーピリオド』を読んでからこの曲を聴くと、めちゃくちゃ入ってきます。
 曲からでも、漫画からでもいいと思っていますが、とにかく合わせて楽しんでみるのがいいと思います。
f:id:ict_in_education:20201003052411j:plain

◆ ◆ ◆

 今年の春にTBSラジオ荻上チキ Session-22」で作者である山口つばささんのインタビューも聴いたことがありました。こちらも合わせてぜひどうぞ。

www.tbsradio.jp

www.tbsradio.jp

(為田)