新聞を読んでいて見つけた、「NEC、カゴメとグローバル加工用トマト市場における戦略的パートナーシップ契約を締結」という記事ですが、カゴメがNECと協業して、2020 年 4 月から、主に欧州のトマト一次加工品メーカーにむけて、AI を活用した営農支援事業を開始するそうです。カゴメ社内には、2020年4月に「スマートアグリ事業部」が新設されます。
農業分野は、地理情報システム(GIS)やIoTを連携させて、デジタル化が進んでいます。かつて、東京都教育庁が作成する専門教科「農業」のデジタル教材を作っているときに、教科書内にGISのことなどがたくさん出ていて、「こんなに進んでいるんだ…」と思ったものでした。
日経新聞のリリースを読んでみると、添付資料として、以下のような画面が公開されていました(PDFはこちら)。
この4月からプログラミングについては小学校で必修化されていますが、こうしたGISやセンシングができるIoTなどを活用することで、日常生活に近いところでプログラミングをできる地域もあるのではないかと思います。「学校の周囲にある田畑で使えるIoTをプログラミングしてみよう」とか、「学校の周囲にある畑への肥料やりの最適タイミングを予測するプログラミングを作ろう」というようなプロジェクトになるのもおもしろいと思います。
また、その前段階として、カゴメのこうした取り組みについて学ぶ機会があっても、よりよいと思いました。また、地域で農業を営んでいる方に、「どういうことを知れれば便利か」というふうに聞き取りをしていくことも可能だと思います。
(為田)