教育ICTリサーチ ブログ

学校/教育をFuture Readyにするお手伝いをするために、授業(授業者+学習者)を価値の中心に置いた情報発信をしていきます。

授業研究に使えるかも:みんなのコード「2030年代の情報教育のあり方についての提言」

 2022年4月20日に、特定非営利活動法人みんなのコードが「2030年代の情報教育のあり方についての提言」を発表しました。さっそく、サイトにアクセスして読んでみました。
 リンク先では、まとめられた要点を読むことができます。また、ページの最後には、全15ページのスライドへのリンクがあります。

 なぜ「2030年代」の話をしているかの理由として、「21世紀の価値創造の源泉である「情報技術」に関する教育を充実させないと、2020年代に生まれた子供たちが社会で活躍する2050年代以降も、日本社会の停滞が危惧されます」と書かれています。この観点は本当に大切だと思います。公教育については、「すぐに役立つ力が身についているか」だけで判断をするのではなく、「将来どんな社会になっていて、そこで必要な力が身についているか」で判断をするべきだと思います。
code.or.jp

 こうした提言が読みやすい形でまとめられているのは大変価値があると思っています。
 教育大学附属小学校・中学校での授業実践を通じて、情報教育のあり方について、みんなのコードからたくさんの発信がされるといいなと思います。また、小学校・中学校・高校の先生方が、これらの発信を読んで、各自の学校でできることはどんなことだろうか、と考えていくことが重要だと思います。
 もちろん、自分たちも、学校の先生方の助けになるためにはどのような活動をすればいいのか考えていこうと思います。

(為田)