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淑徳小学校 淑徳アルファ カズトロジー 授業レポート No.1(2022年8月23日)

 弊社フューチャーインスティテュートは、淑徳小学校放課後クラブ 淑徳アルファで、コンピュータを使ってさまざまな活動を行う授業「カズトロジー」を行っています。
 毎年夏休みは通常よりも参加者が少ないので、学期中のカリキュラムを進めるのではなく、「いつもとちょっと違うことを体験できる」ようにと思って内容を決めています。

 2022年8月23日の夏休み最後の1年生の授業では、schoolTaktを使って自分たちなりの「なつのおもいで」を表現してもらいました。1年生は「カズトロジー」の時間ではまだキーボード入力はIDとパスワードの入力にしか使っていませんが、schoolTaktでペンツールと、図形作成と、コピー&ペースト、やりなおし(Undo)機能を使っているので、それらの機能を使って、一人ひとりが工夫して夏の思い出を表現しました。

 最初は自分の作品に集中してもらいたかったので、共有機能はOFFにしていましたが、少し時間が経ってからは、他の人の作品を見て「あ、こういう描き方いいな」というのを参考にしてもらうために共有機能をONにしました。
 黒い背景を作って、その上に図形を置くことで花火を表現していた作品は、「こういうこともできるのか」と気づくきっかけになっていました。こうした作品を見ると、子どもたちから「これ、どうやってやるの?」「やってみたけど、できない…」という声があがるので、その流れで「最前面へ移動」などの機能を教えるようにしています。やりたい表現が先にあって、「それを実現するためにどうしたらいいのか」を教えると、子どもたちは機能をすぐに覚えていきます。

 いろいろな表現での「夏の思い出」を見ることができた、楽しい授業になりました。

 No.2に続きます。
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(為田)